「パーマをかけたいけど、デジタルパーマと普通のパーマ、どっちがいいんだろう?」と悩んでいませんか? デジタル パーマ と パーマ の 違い は、実は仕上がりや持ち、そして施術方法に大きく影響します。この記事では、そんな疑問を解消するために、それぞれの特徴を分かりやすく解説していきます。
パーマの基本!コールドパーマとは?
まず、私たちが一般的に「パーマ」と呼んでいるものの多くは「コールドパーマ」という種類にあたります。これは、髪の毛をロッドに巻きつけ、1液(還元剤)で髪の内部の結合を一時的に切り、2液(酸化剤)でその結合を再結合させることでウェーブを作り出す方法です。
コールドパーマのメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。
- メリット:
- 根元から毛先まで自然なウェーブを作りやすい
- 施術時間が比較的短い
- デジタルパーマに比べて料金が安価な場合が多い
- デメリット:
- 濡れている時と乾いている時でウェーブの出方が変わることがある(乾くとウェーブが弱まる傾向)
- 熱に弱く、コテやアイロンでのスタイリングが難しい場合がある
コールドパーマの施術工程 は、だいたい以下の流れで行われます。
- カウンセリング
- シャンプー・カット
- 1液塗布・時間をおく
- シャンプー(1液を流す)
- ロッド巻き
- 2液塗布・時間をおく
- シャンプー・ブロー
コールドパーマとデジタルパーマの比較表
| 特徴 | コールドパーマ | デジタルパーマ |
| ウェーブの出方 | 濡れている時と乾いている時で変化しやすい | 乾いてもウェーブをキープしやすい |
| スタイリング | 自然乾燥やワックスで動きを出す | 乾かすだけでウェーブが出やすい、コテ巻き風 |
デジタルの進化!デジタルパーマの秘密
一方、デジタルパーマは、コールドパーマの進化系とも言えます。こちらも髪の毛の結合を操作する点は同じですが、最大の違いは、 熱を加えることによってウェーブを固定する という点にあります。
デジタルパーマの施術では、まず髪の毛を専用のロッドに巻き、そのロッドに熱を加えていきます。この熱によって、髪の内部の構造が変化し、ウェーブがしっかりと定着するのです。
デジタルパーマの大きな特徴 は以下の通りです。
- 熱処理によるウェーブの固定: 乾いた状態でも、カールがしっかり出やすく、取れにくいのが魅力です。
- スタイリングのしやすさ: 乾かすだけで、まるでコテやアイロンで巻いたような、しっかりとしたカールを再現しやすいです。
- 持ちが良い: 一般的に、コールドパーマよりも持ちが良いとされています。
デジタルパーマの施術工程 は、コールドパーマと少し異なります。
- カウンセリング
- シャンプー・カット
- 1液塗布・時間をおく
- シャンプー(1液を流す)
- ロッド巻き
- 加熱
- 2液塗布・時間をおく
- シャンプー・ブロー
デジタルパーマのメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
| 乾いてもウェーブがきれいに出る | コールドパーマより料金が高め |
| スタイリングが簡単(乾かすだけでOK) | 髪へのダメージがコールドパーマより大きい場合がある |
| 持ちが良い | 施術時間が長くなる傾向がある |
仕上がりの違い:印象を大きく左右!
デジタルパーマとコールドパーマの最も分かりやすい違いは、やはり 仕上がり です。
コールドパーマは、髪が濡れている状態ではカールがはっきりしていますが、乾くにつれてウェーブが緩やかになる傾向があります。そのため、自然なふんわりとしたウェーブや、動きのあるニュアンスヘアを表現するのに向いています。
一方、デジタルパーマは、乾いてもカールがしっかり残ります。まるでコテで巻いたような、くっきりとしたカールや、ゴージャスなウェーブを再現しやすいのが特徴です。スタイリング剤をつけなくても、ある程度形が決まるので、朝のスタイリング時間を短縮したい方にもおすすめです。
髪質への影響:ダメージはどれくらい?
パーマをかける上で気になるのが、髪への ダメージ ですよね。デジタルパーマとコールドパーマでは、ダメージの質や程度が異なります。
コールドパーマは、主に1液と2液による化学的な変化でウェーブを作ります。熱をほとんど使わないため、髪の内部へのダメージは比較的軽度と言えます。しかし、髪質によってはパサつきが出やすいこともあります。
デジタルパーマは、熱処理を伴うため、髪の水分が奪われやすく、乾燥やダメージにつながる可能性があります。ただし、最近のデジタルパーマは、トリートメント成分を配合したり、熱をコントロールしたりする技術も進歩しており、ダメージを最小限に抑える工夫がされています。 髪質やダメージレベルを考慮した薬剤選定と施術が重要 です。
スタイリング方法:毎日のヘアケアが変わる!
パーマをかけた後の スタイリング方法 も、デジタルパーマとコールドパーマで変わってきます。
コールドパーマの場合、乾かすとウェーブが緩やかになるため、スタイリング剤(ムースやワックスなど)を使ってウェーブを際立たせるのが一般的です。自然乾燥させることで、よりラフでナチュラルな雰囲気を楽しめます。
デジタルパーマは、乾かすだけでウェーブが出るため、スタイリングが非常に楽です。ドライヤーで乾かす際に、手でカールを握るようにしながら乾かすだけで、きれいなカールが再現できます。コテやアイロンを使わなくても、巻髪風のヘアスタイルを楽しむことができます。
スタイリングのポイント
- コールドパーマ: 濡れているうちにスタイリング剤をつけ、自然乾燥させる。
- デジタルパーマ: 乾かす時に、手でカールを意識しながら乾かす。
料金と持ち:コストパフォーマンスを考える
気になる 料金と持ち についても、デジタルパーマとコールドパーマには違いがあります。
一般的に、コールドパーマの方がデジタルパーマよりも料金は安価です。施術時間も短めなので、気軽にパーマを楽しみたい方にはコールドパーマがおすすめです。
一方、デジタルパーマは、熱処理などの工程が加わるため、コールドパーマよりも料金が高くなる傾向があります。しかし、その分、ウェーブの持ちが良いとされているため、一度かけたパーマを長く楽しみたい方や、スタイリングの手間を省きたい方にとっては、コストパフォーマンスが良いと言えるかもしれません。
持ちの目安
- コールドパーマ: 1~2ヶ月程度
- デジタルパーマ: 2~3ヶ月程度(髪質やケアによって変動)
こんな人におすすめ!自分に合うのはどっち?
ここまで、デジタルパーマとコールドパーマの違いを解説してきましたが、 「結局、私にはどっちが合ってるの?」 という疑問にお答えします。
コールドパーマがおすすめな人:
- 自然でふんわりとしたウェーブが好き
- パーマの料金を抑えたい
- スタイリング剤を使って自分でウェーブを調整したい
- 髪へのダメージを最小限に抑えたい
デジタルパーマがおすすめな人:
- 乾かすだけでしっかりカールを出したい
- コテで巻いたような、くっきりとしたウェーブにしたい
- 朝のスタイリング時間を短縮したい
- パーマを長持ちさせたい
美容師さんとよく相談して、ご自身の髪質やなりたいイメージ、ライフスタイルに合ったパーマを選んでみてくださいね。
デジタルパーマとコールドパーマ、それぞれに魅力的な特徴があります。この記事を参考に、あなたにとって最適なパーマを見つけて、ヘアスタイルをもっと楽しんでください!