アクションカメラの代名詞とも言えるGoPro。特に人気が高いHERO4シリーズとHERO5シリーズには、どのような違いがあるのでしょうか。今回は、 gopro 4 と 5 の違い をわかりやすく解説し、それぞれの進化ポイントを掘り下げていきます。
画質と撮影機能の進化:HERO5が切り開いた新境地
GoPro HERO4とHERO5の最も大きな違いの一つは、画質と撮影機能における劇的な進化です。HERO5は、HERO4に比べてより高画質な映像を撮影できるようになりました。具体的には、以下の点が挙げられます。
- 4K動画解像度: HERO5は、HERO4よりも滑らかで精細な4K動画撮影が可能になりました。これにより、よりプロフェッショナルな映像制作の幅が広がります。
- 手ブレ補正機能: 衝撃的なアクションシーンでも、HERO5は強力な手ブレ補正機能で、ブレの少ない安定した映像を記録します。これは、HERO4にはなかった大きなアドバンテージです。
- 広角レンズの進化: どちらのモデルも広角レンズを搭載していますが、HERO5ではより歪みが少なく、自然な広角撮影が可能になっています。
HERO4の優れた性能も健在ですが、HERO5ではこれらの機能がさらに洗練され、どんな状況でも最高の映像を捉えるための強力なパートナーとなりました。 特に、動画の滑らかさと手ブレの少なさは、観る人に与える感動を大きく左右します。
以下に、各モデルの動画撮影能力を比較してみましょう。
| 機能 | GoPro HERO4 | GoPro HERO5 |
|---|---|---|
| 4K動画 (fps) | 30fps | 30fps |
| 1080p動画 (fps) | 120fps | 120fps |
| 手ブレ補正 | なし | あり (強力) |
操作性と使いやすさ:初心者でも安心なHERO5
GoProを初めて使う方や、より直感的な操作を求める方にとって、HERO5の使いやすさは大きな魅力です。HERO4も十分に使いやすいカメラですが、HERO5ではいくつかの改善が施されています。
- タッチスクリーンディスプレイ: HERO5は、背面にあるタッチスクリーンディスプレイがより大型化・高精度化しました。これにより、設定変更や撮影画像の確認が格段にスムーズになりました。HERO4にもディスプレイはありますが、タッチ操作に対応していないモデルや、操作性がやや限定的でした。
- 音声コントロール機能: 「GoPro、撮影開始」といった音声コマンドでカメラを操作できるようになりました。両手が塞がっているアクティブなシーンで、この機能は非常に便利です。
- シンプルなメニュー構成: HERO5は、メニュー画面がより整理され、目的の設定に素早くアクセスできるようになりました。
これらの変更により、 HERO5は「撮りたい!」と思った瞬間に、迷わず撮影を開始できる、よりユーザーフレンドリーなカメラ と言えるでしょう。
HERO4の操作性も悪くはありませんが、HERO5の直感的な操作性は、撮影体験をより快適なものにしてくれます。例えば、急いでいる時に設定を変えたい場合、タッチスクリーンがあればすぐに変更できます。音声コントロールも、両手が塞がっていても操作できるため、特にアウトドアアクティビティでは重宝します。
防水性能と耐久性:水辺の冒険がもっと気軽に
GoProの代名詞とも言える防水性能。HERO4とHERO5では、その防水性能にも進化が見られます。
- ハウジング不要の防水性: HERO5は、単体で水深10メートルまでの防水性能を備えています。つまり、別途防水ハウジングを購入する必要がありません。これは、HERO4(一部モデルはハウジング必須)と比較して、手軽さが格段に向上した点です。
- 耐久性の向上: 衝撃に強い設計は、どちらのモデルも共通していますが、HERO5ではより堅牢なボディになりました。
この「ハウジング不要」という点は、 水辺でのアクティビティをより手軽に楽しみたいユーザーにとって、非常に大きなメリット となります。シュノーケリングやサーフィン、プールでの撮影など、気軽に水中撮影に挑戦できるようになります。
以下は、防水性能に関する比較です。
| 機能 | GoPro HERO4 | GoPro HERO5 |
|---|---|---|
| 単体防水性能 | なし (一部モデルは対応) | 水深10mまで |
| 防水ハウジング (別売) | 必要 (多くのモデル) | 不要 (水深10mまで) |
バッテリー持ちと充電:長時間撮影に差は?
アクションカメラで気になるのがバッテリーの持ち。HERO4とHERO5のバッテリー性能について見ていきましょう。
- バッテリー容量: 基本的には、HERO5の方がHERO4よりも若干バッテリー容量が大きくなっています。
- 省電力機能: HERO5は、HERO4に比べて省電力機能が向上しているため、同じバッテリー容量でも、より長時間撮影できる傾向があります。
- 充電速度: USB-Cポートの採用などにより、HERO5の方が充電速度が速くなっている場合もあります。
ただし、実際のバッテリー持ちは、撮影する解像度やフレームレート、Wi-Fiの使用状況などによって大きく変動します。 長時間のアウトドアアクティビティでは、予備バッテリーの準備が依然として重要 ですが、HERO5はより安心して長時間撮影に臨めるようになっています。
以下は、バッテリーに関する一般的な傾向です。
- HERO4: モデルによってバッテリー容量が異なりますが、標準的な使用では数時間の撮影が可能です。
- HERO5: HERO4よりも若干長持ちする傾向にありますが、高画質設定ではバッテリー消費も早くなります。
接続性とアプリ連携:データ転送もスムーズに
撮影した映像をスマートフォンやPCに転送する際、接続性やアプリ連携も重要なポイントです。HERO4とHERO5では、この点でも進化が見られます。
- Wi-Fi/Bluetooth: どちらのモデルもWi-FiとBluetoothに対応していますが、HERO5はより安定した接続と高速なデータ転送が可能になっています。
- GoPro Quik App: GoProの公式アプリ「Quik」との連携は、どちらのモデルでも可能ですが、HERO5で撮影した映像は、よりスムーズにアプリに取り込めるようになっています。
- 自動バックアップ: GoPro Plus(有料サービス)を利用すれば、HERO5で撮影した映像を自動でクラウドにバックアップすることも可能です。
手軽に映像を共有したり、編集したりするためには、スムーズな接続性とアプリ連携が欠かせません。 HERO5は、これらの作業をよりストレスなく行うことができます。
HERO4でもアプリ連携は可能ですが、HERO5の進化した通信機能は、例えば撮影したばかりの映像をすぐにSNSにアップロードしたい時などに、その真価を発揮します。
GoPro HERO4 と HERO5 どちらを選ぶべきか?
ここまで、gopro 4 と 5 の違いを様々な角度から見てきました。HERO4は依然として優れたアクションカメラですが、HERO5は画質、操作性、防水性能、接続性など、多くの面で進化を遂げています。
- GoPro HERO4: コストパフォーマンスを重視する方や、基本的なアクションカメラの機能があれば十分という方におすすめです。中古市場でも手に入りやすく、GoPro入門機としては最適です。
- GoPro HERO5: より高画質な映像を撮りたい、手ブレを抑えたい、水辺での撮影を手軽に楽しみたい、直感的な操作を求める方におすすめです。最新の機能や快適な使い心地を求めるなら、HERO5が有力な選択肢となるでしょう。
最終的にどちらを選ぶかは、ご自身の予算や、どのようなシーンでカメラを使いたいかによって決まります。
GoPro HERO4とHERO5は、それぞれに魅力を持ったアクションカメラです。どちらのモデルも、あなたの冒険を記録するための素晴らしいツールとなるでしょう。ご自身のニーズに合った一台を見つけて、素晴らしい映像体験をぜひお楽しみください。