JCBカードと楽天カード、どちらも日本で人気のクレジットカードですが、その特徴やメリットは大きく異なります。本記事では、 JCBカード と 楽天カード の違い を分かりやすく解説し、あなたのライフスタイルに合った一枚を見つけるお手伝いをします。
カードブランドと国際的な利用範囲
まず、一番分かりやすい違いはカードブランドです。JCBカードは、日本が誇る国際ブランドであるJCBが発行しています。そのため、国内での加盟店は非常に多いですが、海外での利用となると、VISAやMastercard®に比べると使えるお店が限られる場合があります。
一方、楽天カードはVISA、Mastercard®、JCB、American Express®といった複数の国際ブランドから選択できます。特にVISAやMastercard®を選べば、世界中どこでも幅広く利用できるのが大きなメリットです。
つまり、 国内での利用がメインで、日本らしいサービスを重視したいならJCBカード、海外旅行や海外でのネットショッピングを頻繁にするならVISAやMastercard®を選べる楽天カード が有利と言えるでしょう。
- JCBカード：国内最強、海外は限定的
- 楽天カード：選べる国際ブランドで世界中どこでも対応可能
ポイントプログラムと特典
次に、ポイントプログラムと特典について見ていきましょう。JCBカードは、カードの種類によって様々なポイントプログラムや特典が用意されています。例えば、「Oki Dokiポイント」という共通ポイントがあり、貯まったポイントは様々な商品やギフト券、マイルなどに交換できます。
楽天カードの最大の魅力は、なんといっても楽天グループでの利用で貯まる「楽天ポイント」です。楽天市場での買い物はもちろん、楽天トラベル、楽天モバイルなど、楽天経済圏で利用すればするほどポイントがザクザク貯まります。さらに、貯まったポイントは1ポイント＝1円として楽天市場などでそのまま使えます。
| カード | 主なポイント | ポイントの使い道 |
|---|---|---|
| JCBカード | Oki Dokiポイント | 商品、ギフト券、マイルなど |
| 楽天カード | 楽天ポイント | 楽天市場、楽天グループサービス、街のお店など |
ポイントの貯まりやすさや使いやすさを重視するなら、楽天カードの楽天ポイントが圧倒的に便利 と感じる人が多いかもしれません。しかし、JCBカードにも独自の魅力的な特典や、特定の加盟店で有利になるプログラムがあります。
年会費と付帯保険
年会費は、カードを持つ上で気になるポイントですよね。JCBカードには、年会費無料のものから、高額な年会費で特別なサービスを受けられるプラチナカードやブラックカードまで、幅広いラインナップがあります。
楽天カードの多くは、年会費永年無料で作れるのが大きな特徴です。つまり、気軽に始めやすく、維持費の心配が少ないということです。これは、初めてクレジットカードを持つ方や、サブカードとして利用したい方にとって非常に魅力的な点でしょう。
付帯保険についても、カードの種類によって内容が異なります。一般的に、JCBカードは、上位カードになるにつれて旅行傷害保険やショッピング保険が充実する傾向があります。楽天カードも、カードによっては海外旅行傷害保険などが付帯していますが、JCBカードのプラチナカードなどに比べると、補償内容が限定的になる場合があります。
- JCBカード：年会費無料〜高額まで様々、上位カードは保険充実
- 楽天カード：多くが年会費永年無料、保険はカードによる
維持費を抑えたいなら楽天カード、手厚い保険や特別なサービスを求めるならJCBカードの選択肢も検討 してみると良いでしょう。
入会キャンペーンと特典
クレジットカードを新しく作る際に、入会キャンペーンは嬉しいですよね。JCBカードも楽天カードも、時期によって様々な入会キャンペーンを実施しています。新規入会でポイントプレゼントや、利用金額に応じたキャッシュバックなど、お得な特典が用意されています。
楽天カードの入会キャンペーンは、比較的頻繁に行われており、高額なポイントがもらえることも多いです。楽天市場でお得に買い物をしたいと考えている人にとっては、このキャンペーンをうまく利用することで、さらに賢く始められます。
JCBカードのキャンペーンも魅力的ですが、カードの種類や発行会社によって内容が異なります。例えば、特定のJCBカードに申し込むと、抽選で旅行券が当たるキャンペーンなどを実施していることもあります。
お得に始めたいなら、両方のカードの最新キャンペーン情報をチェックすることをおすすめします。
JCBブランドの強み
JCBカードの最大の強みは、やはり日本国内での圧倒的な信頼性と利用しやすさです。JCBは日本の企業であるため、日本のユーザーのニーズに合わせたサービスや特典が充実しています。例えば、国内の有名ホテルやレストランでの優待、エンターテイメント施設の割引など、日本ならではの体験ができる機会が多いのが特徴です。
また、JCBカードには、特定の店舗やサービスでポイント還元率がアップする「JCBオリジナルシリーズパートナー店」という制度があります。これらのパートナー店をよく利用する方にとっては、JCBカードの方が効率的にポイントを貯められる可能性があります。
さらに、JCBは独自のステータスカード（プラチナ、ブラックなど）も展開しており、これらのカードを持つことで、コンシェルジュサービスや空港ラウンジの利用など、特別な体験をすることができます。
- 国内での利用シーンに強い
- 日本ならではの優待や特典が豊富
- ステータスカードによる特別なサービス
楽天カードの強み
楽天カードの最大の強みは、何と言っても「楽天経済圏」との連携の強さです。楽天市場での買い物はもちろん、楽天モバイル、楽天でんわ、楽天証券、楽天Edy、楽天ペイなど、楽天グループのサービスを日常的に利用している方にとっては、楽天カードを持つことでポイントがどんどん貯まり、さらにお得になるというサイクルが生まれます。
特に、楽天市場の「SPU（スーパーポイントアッププログラム）」を組み合わせることで、ポイント還元率が驚くほど高くなります。例えば、楽天カードで決済し、楽天モバイルを利用し、楽天ひかりに加入するといった条件を満たすことで、楽天市場での買い物が実質数倍お得になることも珍しくありません。
また、楽天カードは年会費無料でありながら、海外旅行傷害保険が付帯しているカードもあります。これは、学生さんや若年層の方々にとって、非常に魅力的な選択肢となります。
- 楽天経済圏でのポイント還元率が圧倒的
- 年会費無料でも付帯保険が付いているカードがある
- 楽天グループのサービスをよく利用する人には必須級
JCBカードと楽天カード、どちらを選ぶべきか？
さて、ここまでJCBカードと楽天カードの様々な違いを見てきました。では、結局どちらを選べば良いのでしょうか？これは、あなたの普段のライフスタイルや、クレジットカードに何を求めるかによって大きく変わってきます。
もしあなたが、 「国内での買い物が中心で、日本ならではのサービスや特典を重視したい」「将来的に、プラチナカードなどのステータスカードを持つことを考えている」 のであれば、JCBカードがおすすめです。特定のJCBカードは、そのブランド力と充実したサービスで、あなたの日常をより豊かにしてくれるでしょう。
一方、 「楽天市場をよく利用する」「楽天モバイルや楽天ひかりなど、楽天グループのサービスを多用している」「とにかく年会費無料で、使いやすいカードが欲しい」 という方には、楽天カードが最適です。楽天ポイントを効率的に貯めて、賢く使っていくことができます。
もちろん、両方のカードを使い分けるという選択肢もあります。例えば、国内ではJCBカードを使い、海外では楽天カード（VISAやMastercard®）を使う、といった具合です。それぞれのカードの強みを活かして、あなたのポテンシャルを最大限に引き出せる一枚を見つけてください。
JCBカードと楽天カード、それぞれの魅力と違いを理解していただけたでしょうか。どちらのカードも、あなたの生活をより便利で豊かにしてくれる可能性を秘めています。じっくり比較検討して、あなたにとって最高のクレジットカードを見つけてくださいね！