インターネット と ワイファイ の 違い、これでスッキリ! ~初心者にもわかりやすく解説~

「インターネット」と「ワイファイ」、よく聞く言葉だけど、実はこの二つ、混同して使われがちですよね。 インターネット と ワイファイ の 違い を理解することで、普段何気なく使っているネットワークの仕組みがもっとクリアに見えてきます。この記事では、この二つの違いを、誰にでもわかりやすく、そして楽しく解説していきます!

インターネットって、そもそも何?

まず、インターネットとは、世界中のコンピューターやデバイスが、お互いに情報をやり取りできるように繋がった巨大なネットワークのことです。例えるなら、世界中に張り巡らされた「情報の大動脈」のようなものです。この大動脈のおかげで、私たちはメールを送ったり、ウェブサイトを見たり、動画を視聴したりできるのです。

インターネットは、物理的なケーブル(光ファイバーなど)や、電波を使って情報を運んでいます。この情報が、国境を越えて、地球上のどこへでも瞬時に届くなんて、すごいことですよね! インターネットは、情報にアクセスするための「道」そのもの なのです。

インターネットの利用には、主に以下の3つの要素が関わってきます。

  • 回線事業者 :インターネットに接続するための物理的な線路(光ファイバー、ADSLなど)を提供します。
  • プロバイダ :回線事業者の提供する線路を借りて、私たちにインターネット接続サービスを提供します。
  • 利用者 :パソコンやスマートフォンなどのデバイスを使って、インターネットに接続します。

じゃあ、ワイファイって何?

次に、ワイファイ(Wi-Fi)です。ワイファイは、インターネットに接続するための「無線通信の技術」の名前なんです。Wi-Fiとは、Wireless Fidelity(ワイヤレス・フィデリティ)の略だと言われることもありますが、これは正確には後付けの愛称で、本来は特定の技術規格を指す言葉です。

ワイファイの最大の特徴は、 「電波を使って、ケーブルなしでインターネットに繋がることができる」 という点です。家の中のルーターから発せられる電波を、スマートフォンやパソコンがキャッチして、インターネットに接続する、という仕組みですね。だから、「ワイファイに繋ぐ」という言い方をします。

ワイファイが、インターネット接続をどのように便利にしているのか、具体的に見てみましょう。

  1. 配線の不要 :部屋中をケーブルで這わせる必要がなく、スッキリします。
  2. 移動しながらの利用 :家の中でも、電波が届く範囲なら、場所を選ばずにインターネットが使えます。
  3. 複数デバイスの同時接続 :一台のルーターで、複数のスマホやタブレット、パソコンなどを同時にインターネットに繋げられます。

インターネットとワイファイ、関係性は?

ここで、インターネットとワイファイの関係性を整理してみましょう。インターネットは「情報が流れる道」、ワイファイは「その道にアクセスするための無線(電波)の手段」と考えると分かりやすいです。つまり、ワイファイはインターネットに接続するための一つの方法であり、インターネットそのものではないのです。

例えば、インターネットに繋ぐ方法は、ワイファイだけではありません。皆さんのスマートフォンが、自宅のWi-Fiではなく、携帯電話会社の電波(4Gや5G)を使ってインターネットに繋がっている場合も多いですよね。これも、インターネットに接続するための別の手段(有線や無線)ということです。

ワイファイの仕組みを、もう少し詳しく見ていきましょう。

役割 説明
Wi-Fiルーター インターネット回線と、Wi-Fiを使うデバイス(スマホ、PCなど)を繋ぐ役割をします。電波を発信します。
Wi-Fi対応デバイス スマホ、タブレット、ノートPCなど、Wi-Fiの電波を受信してインターネットに接続できる機器のことです。
SSID Wi-Fiネットワークの名前のことです。接続する際に、このSSIDを選びます。
パスワード Wi-Fiネットワークに接続する際に必要な、セキュリティのための鍵です。

インターネット接続の様々な形

インターネットに接続する方法は、ワイファイだけではありません。どのような方法があるのか、いくつか見てみましょう。

  1. 有線LAN接続 :LANケーブルを使って、パソコンなどを直接ルーターや壁のポートに接続する方法です。一般的に、安定した高速通信が期待できます。
  2. モバイルWi-Fiルーター :持ち運び可能なWi-Fiルーターで、外出先でも気軽にWi-Fi環境を作ることができます。
  3. テザリング :スマートフォンの通信機能を使って、他のデバイスをインターネットに接続させる方法です。

これらの接続方法を比較してみると、それぞれにメリット・デメリットがあります。

  • 通信速度 :有線LANが最も安定しており、モバイルWi-Fiやテザリングは場所や電波状況に左右されることがあります。
  • 利便性 :モバイルWi-Fiやテザリングは持ち運びや移動に便利です。
  • 費用 :契約プランによって大きく異なります。

ワイファイの「電波」について

ワイファイは電波を使って通信しますが、この電波にも「周波数帯」というものがあります。主に「2.4GHz帯」と「5GHz帯」の二つが使われており、それぞれに特徴があります。

  • 2.4GHz帯
    • 電波が遠くまで届きやすい
    • 障害物に強い
    • 電子レンジやBluetooth機器など、他の電波と干渉しやすい
  • 5GHz帯
    • 通信速度が速い
    • 他の電波との干渉が少ない
    • 障害物に弱く、電波が届く範囲が狭くなる傾向がある

ルーターによっては、これらの周波数帯を自動で切り替えたり、両方同時に利用できるものもあります。より快適にワイファイを使うためには、これらの特性を理解しておくと便利です。

インターネットとワイファイ、どっちが速いの?

「インターネットが速い」「ワイファイが遅い」といった会話を耳にすることがありますが、これは少し誤解があります。インターネットの「速さ」は、本来、回線速度やプロバイダの性能、そして接続先のサーバーの性能によって決まります。

一方、ワイファイはあくまで「電波で繋ぐ手段」なので、その「速さ」は、ルーターの性能、電波の強さ、そして電波が干渉されているかどうかによって影響されます。例えば、ルーターから遠すぎたり、壁が多かったりすると、ワイファイの通信速度は遅くなることがあります。

まとめると、以下のようになります。

  • インターネットの速さ :回線、プロバイダ、サーバーが主な要因。
  • ワイファイの速さ :ルーター性能、電波状況、干渉が主な要因。

インターネットとワイファイ、セキュリティの注意点

インターネットもワイファイも、安全に利用するためにはセキュリティ対策が重要です。特にワイファイは、電波が周囲に飛んでいるため、悪意のある第三者に通信を傍受されたり、不正にアクセスされたりするリスクがあります。

家庭でワイファイを利用する際には、以下の点に注意しましょう。

  1. 強固なパスワードの設定 :推測されやすいパスワードは避け、複雑なものを設定しましょう。
  2. 暗号化方式の選択 :WPA2やWPA3といった、より安全な暗号化方式を選びましょう。
  3. ルーターのファームウェア更新 :ルーターのソフトウェア(ファームウェア)は常に最新の状態に保ちましょう。
  4. 公共のWi-Fi利用時の注意 :カフェやホテルなどの無料Wi-Fiでは、個人情報や機密性の高い通信は避けるようにしましょう。

インターネットとワイファイの安全性は、利用者の意識にかかっています。

まとめ:インターネットとワイファイは車の両輪!

ここまで、インターネットとワイファイの違いについて解説してきました。インターネットは、世界中の情報を繋ぐ「道」、そしてワイファイは、その道に電波でアクセスするための「便利な手段」ということがお分かりいただけたかと思います。

どちらも現代社会では欠かせない存在であり、それぞれの役割を理解することで、より快適で安全なデジタルライフを送ることができます。これからも、この二つの技術を上手に活用していきましょう!

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