iPad mini 3 と iPad mini 4。どちらもコンパクトで使いやすいタブレットですが、最新モデルへの買い替えを検討している方にとって、ipad mini 3 と 4 の 違い は気になるところですよね。今回は、この二つのモデルの主な違いを分かりやすく解説していきます。
パフォーマンスと速度:新世代チップの恩恵
まず、最も体感しやすい違いは、処理速度にあります。iPad mini 3 が搭載しているのはA7チップですが、iPad mini 4 はより新しいA8チップを搭載しています。このチップの違いが、アプリの起動速度や動作のサクサク感に大きく影響します。特に、複数のアプリを同時に立ち上げたり、ゲームなどのグラフィック処理が多いアプリを使ったりする際には、その差を実感しやすいでしょう。 日常使いはもちろん、少し重い作業をする場合でも、iPad mini 4 の方が快適に使える可能性が高いです。
- A7チップ (iPad mini 3)
- A8チップ (iPad mini 4)
具体的に、A8チップはA7チップと比較して、CPU性能が約1.3倍、GPU性能が約1.4倍向上していると言われています。これは、ウェブブラウジングがよりスムーズになったり、動画編集などの作業が短時間で終わったりすることに繋がります。また、App Storeで提供されている最新のアプリケーションも、より快適に動作するようになります。
さらに、iPad mini 4 は、Wi-Fiの通信速度も向上しています。これにより、インターネットでの情報検索や動画視聴、オンラインゲームなどが、よりストレスなく楽しめるようになります。特に、頻繁にWi-Fi環境を利用する方にとっては、これは見逃せないポイントです。
| 項目 | iPad mini 3 | iPad mini 4 |
|---|---|---|
| CPU | A7チップ | A8チップ |
| Wi-Fi速度 | 標準 | 高速化 |
デザインとサイズ:より洗練された薄型軽量ボディ
次に、外観にも注目しましょう。iPad mini 3 と 4 では、デザインが若干変更されています。iPad mini 4 は、iPad mini 3 よりも薄く、軽くなりました。これにより、長時間手に持っていても疲れにくく、持ち運びもさらに便利になっています。
厚さで比較すると、iPad mini 3 が 7.5mm なのに対し、iPad mini 4 は 6.1mm と、約1.4mm薄くなっています。このわずかな差が、手に持ったときのフィット感に影響を与えます。また、重さも iPad mini 3 が 331g(Wi-Fiモデル)なのに対し、iPad mini 4 は 299g(Wi-Fiモデル)と、30g以上軽くなっています。これは、バッグに入れて持ち運ぶ際にも、体感できる軽さです。
カラーバリエーションも、iPad mini 3 ではスペースグレイ、シルバー、ゴールドの3色でしたが、iPad mini 4 ではゴールドがローズゴールドに変更され、より現代的なラインナップになっています。もちろん、基本的な素材や質感はどちらも高品質で、高級感のある仕上がりとなっています。
このように、デザインとサイズ感は、iPad mini 3 から iPad mini 4 への進化で、より洗練されたものになっています。携帯性を重視する方や、よりスタイリッシュなデザインを好む方にとっては、iPad mini 4 の方が魅力的に映るかもしれません。
ディスプレイ:Retinaディスプレイの進化
ディスプレイも、ipad mini 3 と 4 の 違い において重要なポイントです。どちらのモデルも Retina ディスプレイを搭載しており、高精細で美しい表示が楽しめます。しかし、iPad mini 4 では、ディスプレイの構造が改良されており、より鮮やかな色合いとコントラストでコンテンツを楽しめるようになりました。
- iPad mini 3 : Retina ディスプレイ
- iPad mini 4 : より進化した Retina ディスプレイ (フルラミネーションディスプレイ)
iPad mini 4 のディスプレイは「フルラミネーションディスプレイ」と呼ばれ、ガラスと液晶パネルの間にあった空気層がなくなっています。これにより、光の反射が抑えられ、画面がよりクリアに見えるようになります。屋外での使用時など、明るい場所での視認性が向上するのも嬉しい点です。また、色の再現性も高まり、写真や動画がよりリアルに感じられるようになります。
解像度自体は 2048 x 1536 ピクセルでどちらも同じですが、このディスプレイ構造の改良によって、体感できる映像の美しさは大きく変わります。特に、高画質な写真や映画をよく見る方にとっては、iPad mini 4 のディスプレイはより満足度が高いでしょう。
さらに、iPad mini 4 では、画面のグレア(光沢)が抑えられています。これにより、長時間の読書やウェブ閲覧でも目が疲れにくくなるというメリットもあります。これも、毎日 iPad を使う方にとっては、見逃せない改善点と言えるでしょう。
カメラ性能:写真や動画撮影のクオリティアップ
カメラ機能にも注目してみましょう。ipad mini 3 と 4 の 違い として、カメラの性能も向上しています。iPad mini 4 は、iPad mini 3 よりも高画素なカメラを搭載しており、より鮮明で綺麗な写真や動画を撮影できるようになりました。
具体的には、iPad mini 3 の背面カメラは 5メガピクセルですが、iPad mini 4 は 8メガピクセルにアップグレードされています。これにより、写真の解像度が上がり、細部までくっきりと写るようになります。また、暗い場所での撮影性能も向上しており、より自然な明るさで撮影できるのが特徴です。
さらに、iPad mini 4 では、スローモーションビデオ撮影やタイムラプスビデオ撮影といった、より高度な動画撮影機能も利用できるようになりました。これらの機能を使えば、日常の風景をよりクリエイティブに記録することができます。自撮り用の前面カメラも、iPad mini 4 では 1.2メガピクセルから 1.2メガピクセルで、 FaceTime HD カメラとなり、FaceTime通話などがよりクリアになりました。
写真や動画をよく撮る、あるいはSNSにアップする機会が多い方にとって、カメラ性能の向上は大きな魅力となるでしょう。iPad mini 4 なら、より満足のいく写真や動画を気軽に撮影できます。
バッテリー持ち:実用的な使用時間
バッテリー持ちは、タブレットを選ぶ上で非常に重要な要素です。ipad mini 3 と 4 の 違い を見ると、どちらも公称では約10時間のウェブ閲覧やビデオ再生が可能とされています。しかし、実際の使用感や、搭載されているチップの効率性によって、若干の差が生じることがあります。
- iPad mini 3 : 最大10時間のバッテリー駆動 (Wi-Fi)
- iPad mini 4 : 最大10時間のバッテリー駆動 (Wi-Fi)
iPad mini 4 に搭載されている A8 チップは、電力効率も改善されています。そのため、同じ使用時間であっても、より少ない電力で動作することが期待できます。これは、特に長時間の外出先での利用など、充電できる場所が限られる状況で役立ちます。また、バックグラウンドで動作するアプリの管理なども、iPad mini 4 の方が効率的に行われるため、バッテリーの消耗を抑えることに繋がります。
ただし、バッテリーの持ちは、使用するアプリや画面の明るさ、Wi-Fiなどの接続状況によって大きく変動します。ですので、あくまで目安として捉えるのが良いでしょう。総合的に見ると、iPad mini 4 の方が、より安定したバッテリーパフォーマンスを発揮しやすいと言えます。
さらに、 iPad mini 4 は、より薄型軽量化されているにも関わらず、バッテリー容量を維持、あるいは若干向上させている点も評価できます。これは、内部設計の効率化によるもので、デザインと実用性の両立を実現しています。
ストレージ容量:用途に合わせて選択
iPad mini 3 と 4 の 違い では、ストレージ容量の選択肢も確認しておきましょう。iPad mini 3 では 16GB、64GB、128GB の3種類がありました。一方、iPad mini 4 では、16GB、32GB、64GB、128GB と、32GB の容量が追加されています。
これは、iPad mini 3 の 16GB モデルの容量が、近年のアプリやOSのアップデートによって不足しがちになっていたことを考慮した選択肢と言えるでしょう。32GB モデルは、写真や動画をそれなりに保存したり、いくつかのアプリをインストールしたりするのに、ちょうど良い容量となっています。もちろん、大容量の動画や音楽をたくさん持ち歩きたい、あるいは多くのゲームをインストールしたいという方は、128GB モデルを選ぶと安心です。
iPad mini 4 のストレージ容量の選択肢が増えたことで、より自分の使い方に合った容量を選びやすくなりました。無駄に大容量を選ぶ必要もなく、かといってすぐに容量不足に悩むことも少なくなります。
ストレージ容量の選択は、 iPad をどのように使うかによって大きく変わってきます。単にウェブサイトを見たり、メールをチェックしたりする程度であれば、32GB でも十分な場合が多いです。しかし、写真や動画の保存、音楽のダウンロード、ゲームのプレイなどを頻繁に行う場合は、64GB や 128GB を検討すると良いでしょう。
また、iPad mini 4 からは、64GB モデルが 32GB モデルと置き換わる形でラインナップされたため、実質的には 32GB、64GB、128GB の選択肢となったとも言えます。これにより、より手頃な価格で十分な容量を確保できるようになったとも考えられます。
最終的に、どのような用途で iPad mini を使うかを考慮し、最適なストレージ容量を選ぶことが重要です。
ipad mini 3 と 4 の 違い を比較してきましたが、iPad mini 4 は、パフォーマンス、デザイン、ディスプレイ、カメラ、そしてストレージ容量といった多くの点で進化を遂げています。もしあなたが iPad mini 3 をお使いで、より快適な操作性や高画質な体験を求めているのであれば、iPad mini 4 への買い替えは十分に検討する価値があると言えるでしょう。