「月給」と「基本給」、なんだか似ているようで、いまいち違いが分からない…そんな風に思っていませんか？この二つの言葉の「月給 と 基本給 の 違い」をしっかりと理解することは、自分の給料明細を読み解く上で、そして将来のお金の使い方を考える上で、とっても大切なんです。今回は、この二つの違いを、分かりやすく、そして楽しく解説していきますね！
基本給って何？給料の「土台」を理解しよう
まず、「基本給」から見ていきましょう。基本給というのは、皆さんが会社で働いていることに対して、会社が「これだけは最低限払いますよ」と決めている、給料の「土台」となる金額のことです。これは、あなたのスキルや経験、役職などに基づいて決められることがほとんどです。 この基本給が、あなたの給料の大部分を占める、とても重要な部分なんです。
- 職務内容
- 勤続年数
- 役職
- スキル・資格
基本給は、毎月必ず支払われるもので、昇給（給料が上がること）や減給（給料が下がること）の基準にもなります。なので、基本給がいくらなのかを把握しておくことは、将来のキャリアプランを考える上でも役立ちます。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 基本給 | 給料の基礎となる部分。スキルや経験で決まる。 |
| 昇給・減給の基準 | 基本給を元に、給料の増減が決まることが多い。 |
月給って何？基本給にプラスされる「 alles 」を見てみよう
次に、「月給」です。月給は、基本給に加えて、残業代や各種手当などが「全部」含まれた、毎月実際に振り込まれる総額のことを指します。つまり、月給は「基本給 + 残業代 + 各種手当」といったイメージですね。
例えば、基本給が20万円だったとしても、残業をたくさんしたり、資格手当などがついたりすると、月給は20万円よりも高くなることがあります。逆に、残業が少なかったり、手当が少なかったりすると、月給は基本給とほとんど変わらない、ということもあります。
月給を把握することは、その月の収入を具体的に知るために、とても大切です。
- 基本給：働いたことへの対価
- 残業代：残業した分
- 各種手当：通勤手当、役職手当、家族手当など
月給は「総額」、基本給は「基礎」
月給と基本給の最大の違いは、その「範囲」にあります。月給は、会社から支払われる「全部」のお金、つまり総額を指します。一方、基本給は、その月給という総額を構成する「基礎」となる部分です。
例えるなら、月給が「ケーキ」、基本給が「ケーキの土台となるスポンジ」のようなものです。スポンジ（基本給）があって、その上にクリームやフルーツ（残業代や手当）が乗って、一つのケーキ（月給）が完成するイメージですね。
- 月給 ：基本給 + 残業代 + 各種手当 など、 手取り額に近くなります（税金などが引かれる前） 。
- 基本給 ：給料の「土台」となる部分で、 変動が少ない です。
基本給の決まり方：あなたの価値が反映される！
基本給は、どのように決まるのでしょうか？これは、会社によって、また職種によっても異なりますが、一般的には以下のような要素が考慮されます。
| 考慮される要素 | 説明 |
|---|---|
| 職務経験 | これまでの仕事で培ってきた経験や実績 |
| スキル・資格 | 仕事に必要な専門知識や資格の有無 |
| 学歴 | 最終学歴 |
| 役職 | チームリーダーやマネージャーなどの役職 |
これらの要素を総合的に判断して、会社が「この人の能力なら、このくらいの基本給が妥当だろう」と判断するのです。だから、基本給はあなたの「価値」が反映されているとも言えるんですよ。
基本給の交渉は、あなたのキャリアにとって非常に重要です。
面接時や昇給のタイミングで、自分のスキルや経験をしっかりアピールし、適正な基本給を目指しましょう。
月給の内訳：給料明細の「秘密」
毎月もらう給料明細、ちゃんと見ていますか？月給の内訳を知ることは、自分の頑張りがどのように給料に反映されているのかを理解する上で、とても役立ちます。給料明細には、主に以下のような項目が記載されています。
- 支給額 ：
- 基本給
- 各種手当（役職手当、通勤手当、住宅手当など）
- 残業手当、深夜手当、休日出勤手当など
- その他（賞与など、月給とは別に計算される場合もあります）
- 控除額 ：
- 所得税
- 住民税
- 社会保険料（健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料など）
月給という「総支給額」から、これらの「控除額」が差し引かれたものが、実際に口座に振り込まれる「手取り額」となります。月給と手取り額の違いも、ここで理解しておくと良いでしょう。
基本給と月給の「関係性」
基本給と月給は、密接に関係しています。先ほども触れましたが、基本給は月給を構成する「土台」だからです。基本給が高ければ、残業代や手当が同じでも、月給は高くなります。
- 基本給UP → 月給UP
- 基本給DOWN → 月給DOWN
このように、基本給は月給の「ベース」として、あなたの収入に大きな影響を与えます。だからこそ、基本給の交渉や、昇給の機会を大切にすることが重要なんです。
月給と基本給で「将来設計」を考えよう
月給と基本給の違いを理解することは、単に給料明細を見るためだけではありません。将来のお金の使い方や、ライフプランを考える上でも、この二つの違いを意識することが大切です。
例えば、
- 貯蓄目標 ：月給全体を目標にするのか、それとも基本給をベースに貯蓄計画を立てるのか。
- 住宅ローンなど ：借入額を検討する際に、安定した基本給を重視するのか、それとも変動する月給全体を考慮するのか。
- キャリアプラン ：昇給を目指す上で、基本給のアップを最優先するのか、それとも残業代や手当で収入を増やすことを考えるのか。
このように、基本給と月給のどちらを重視するかによって、あなたの将来設計は大きく変わってきます。自分がどんな働き方をしたいのか、どんな将来を送りたいのかを考えながら、給料について理解を深めていきましょう。
まとめ：給料明細は「宝の地図」！
「月給」と「基本給」の違い、スッキリ理解できましたか？基本給は給料の「土台」、月給は「全部込みの総額」。この二つの違いをしっかり把握することで、給料明細がまるで「宝の地図」のように見えてくるはずです。自分の頑張りがどう給料に反映されているのか、そして将来のためにどうお金を管理していくべきなのか。この知識を活かして、賢く、そして楽しく、お金と付き合っていきましょう！