「CIC」と「JICC」って、なんだか似ているけれど、具体的に何が違うのか、ちょっと混乱しますよね。この二つは、どちらも個人の信用情報に関わる機関ですが、その役割や情報の内容に違いがあります。今回は、この cic と jicc の 違い を分かりやすく解説していきます。これからローンを組んだり、クレジットカードを作ったりする際に、きっと役立つはずですよ。
CICとJICC、それぞれの役割とは?
まず、CIC(シー・アイ・シー)は、主にクレジットカード会社や銀行などが加盟している信用情報機関です。クレジットカードの利用履歴や、カードローンなどの借入状況、返済状況といった、消費者がお金を借りて返済したという「お取引情報」を中心に収集・管理しています。
一方、JICC(日本信用情報機構)は、銀行、信用金庫、消費者金融、携帯電話会社などが加盟している信用情報機関です。CICと似たような情報も扱いますが、JICCは特に、消費者金融や携帯電話の分割払いに関する情報も多く扱っているのが特徴です。つまり、
- CIC :クレジットカードや銀行系ローンの履歴
- JICC :消費者金融や携帯電話の分割払いの履歴(CICと重複する情報もあり)
というような、得意分野に少し違いがあると言えます。 どちらの信用情報も、借り入れの審査には非常に重要視されます。
CICの主な登録情報と特徴
CICに登録される情報は、主に以下のようなものです。
- クレジット情報 :クレジットカードの利用状況、ショッピング枠の利用残高、キャッシング枠の利用状況など。
- 申込情報 :過去にクレジットカードやローンの申し込みをした履歴。
- 支払状況 :毎月の返済が遅れていないか、期日通りに支払っているかなどの情報。
CICでは、これらの情報を約5年間保存しており、個人の信用力を判断する材料として利用されます。特に、クレジットカードの延滞や債務整理などの情報は、CICの信用情報に大きく影響します。
JICCの主な登録情報と特徴
JICCに登録される情報もCICと重複する部分がありますが、より広範な取引情報を扱っています。
| 登録情報 | 詳細 |
|---|---|
| 割賦販売・レンタル信用情報 | 携帯電話や家電製品などを分割払いで購入した際の支払い履歴。 |
| 消費者金融・銀行カードローン情報 | 消費者金融や銀行からの借入状況、返済履歴。 |
| 照会記録 | 過去に誰が(どの会社が)あなたの信用情報を照会したかの記録。 |
JICCも同様に、これらの情報を一定期間(通常は5年程度)保存します。携帯電話の料金を滞納しただけでも、JICCの信用情報に影響が出る可能性があるため注意が必要です。
cic と jicc の 違い:確認できる情報
CICとJICCでは、それぞれ確認できる情報に若干の違いがあります。
- CICでは、クレジットカードや銀行系ローンの詳細な利用履歴が確認できます。
- JICCでは、消費者金融や携帯電話の分割払いの履歴も確認できます。
しかし、近年は情報共有が進んでいるため、両方の機関で同じような情報が登録されていることも少なくありません。そのため、
- 両方の信用情報を確認することが、より正確な自身の信用状況を把握するために重要です。
- どちらか一方の情報だけでは、全体像を掴むのが難しい場合もあります。
cic と jicc の 違い:登録期間
信用情報機関に登録される情報は、永遠に残るわけではありません。それぞれ一定の期間が過ぎると抹消されます。
- CIC、JICCともに、通常、 完済情報や延滞情報などの事故情報は、完済または解決してから5年程度で抹消 されます。
- ただし、自己破産などの長期にわたる情報は、それ以上の期間登録されることもあります。
この登録期間は、ローンの審査などに影響するため、自身の信用情報にどのような情報が、いつまで登録されているのかを知っておくことは大切です。
- 過去の延滞などがある場合、その情報が抹消されるまでの間は、審査に不利になる可能性があります。
- 借入や返済の状況を常に把握しておくことが、信用情報を良好に保つ鍵となります。
cic と jicc の 違い:取得方法
ご自身の信用情報を確認したい場合、CICとJICCのどちらからでも取得することができます。
- CIC :インターネットや郵送、窓口で取得可能です。
- JICC :郵送や窓口で取得可能です。
取得方法や手数料は、それぞれの機関によって異なりますので、事前に公式サイトで確認することをおすすめします。
- 自分の信用情報を確認することで、どのような情報が登録されているのか、誤りがないかなどをチェックできます。
- 定期的に確認することで、思わぬ延滞などを見つけることができるかもしれません。
このように、CICとJICCは、それぞれが扱う情報の範囲や、加盟している企業の種類に違いはありますが、どちらも個人の信用情報を管理する上で非常に重要な役割を担っています。ご自身の信用情報を良好に保つために、それぞれの違いを理解し、必要に応じてご自身の信用情報を確認するようにしましょう。