「until」と「still」、どちらも「〜まで」「まだ」といった意味合いで使われることがありますが、実は使い方が大きく異なります。この二つの単語の「until と still の 違い」をしっかりと理解することで、英語の表現力が格段にアップしますよ。今回は、この二つの違いを分かりやすく、そして楽しく解説していきます!
「until」と「still」の基本をマスター!
まず、「until」は「〜まで」という時間の終点を示す言葉です。何かが始まる、または終わる、その「区切り」を表すのに使われます。例えば、「until 5 o'clock」と言えば、「5時まで」という時間の終わりを示しています。
一方、「still」は「まだ〜である」「依然として〜である」という意味で、ある状態が継続していることを示します。これは、ある時点から現在まで、あるいはある時点から未来のある時点まで、その状態が変わっていないことを強調するのに使われます。
この「終点を示すか、継続を示すか」という点が、until と still の 違いの最も重要なポイントです。
- until : 時間の終点、区切り
- still : 状態の継続
具体例を見てみましょう。
- I will study until midnight. (私は真夜中 まで 勉強します。) - 真夜中が勉強の終わり。
- I am still studying. (私は まだ 勉強しています。) - 勉強している状態が続いている。
「until」が活躍する場面
「until」は、主に「〜するまで」という状況や、「〜までずっと」という継続を表す際に使われます。これは、ある行動や状態が特定の時間まで続くことを示唆しています。
例えば、:
- Wait here until I come back. (私が戻ってくる まで ここで待っていてください。)
- The shop is open until 9 PM. (その店は午後9時 まで 開いています。)
これらの例では、「until」が明確な終了点を示しているのがわかります。
また、「until」は接続詞としても使われ、節(主語と動詞を持つ文のまとまり)を導くこともできます。例えば、「You can leave until the bell rings. (ベルが鳴る まで 、あなたは帰ることができます。)」のように使います。
「still」が活躍する場面
「still」は、ある状態が現在も続いていることを強調したいときに使われます。期待していたり、予想していたりしたよりも長い間、その状態が続いているニュアンスが含まれることもあります。
例えば、:
- He is still sleeping. (彼は まだ 寝ています。) - 起きるはずなのに、まだ寝ている。
- Is it still raining? ( まだ 雨が降っていますか?) - 雨が止んでいるかと思っていたが、続いている。
このように、「still」は変化がないこと、継続していることを示します。
「still」は、否定文や疑問文でもよく使われます。
| 肯定文 | She is still happy. (彼女は まだ 幸せです。) |
|---|---|
| 否定文 | She is not still happy. (彼女は まだ 幸せではありません。) |
| 疑問文 | Is she still happy? (彼女は まだ 幸せですか?) |
「until」と「still」の使い分け:時系列で考える
「until」と「still」の使い分けは、時系列を意識するとより分かりやすくなります。まず、ある「開始時点」があり、そこから「現在」、そして「将来」へと時間が流れていくと想像してみましょう。
「until」は、その時間の流れの中の「終点」を示します。つまり、「〜という時まで」という区切りです。
- until tomorrow (明日 まで )
- until I finish my homework (宿題を終える まで )
一方、「still」は、ある時点から現在、あるいはある時点から将来まで「継続」している状態を示します。これは、時間が流れている最中、その状態が変わっていないことを表します。
- I still have homework to do. (私は まだ やるべき宿題があります。)
- She is still waiting. (彼女は まだ 待っています。)
「until」が「〜までずっと」を表す場合
「until」は、単に時間の終点を示すだけでなく、「〜までずっと」という継続的な状態を表すこともあります。これは、ある時点までずっと同じ状態が続いていることを強調したい場合に用いられます。
例えば、:
- We waited until sunset. (私たちは日没 までずっと 待ちました。)
- The store remained open until late at night. (その店は夜遅くまで ずっと 開いていました。)
この場合、「until」は、その時点までの継続的な行動や状態を包括しています。
「still」が「それでもなお」を表す場合
「still」は「まだ」という意味だけでなく、「それでもなお」「依然として」という、予期せぬ状況や困難にもかかわらず、状態が続いていることを表すこともあります。これは、文脈によって「still」が持つニュアンスが変化することを示しています。
例えば、:
- He failed the exam, but he is still optimistic. (彼は試験に落ちたが、 それでもなお 前向きだ。)
- It's difficult, but we must still try. (それは難しいが、 それでもなお 私たちには試みる必要がある。)
このような文脈では、「still」は逆接や困難を乗り越える強さを表現します。
「until」と「still」を含む例文で理解を深めよう
いくつか例文を挙げて、それぞれの違いをさらに明確にしましょう。
- I will be here until 3 PM. (私は午後3時 まで ここにいます。) - 午後3時が終了点。
- I am still here. (私は まだ ここにいます。) - 今もここにいる状態が継続。
- Don't move until I say so. (私がそう言う まで 動かないでください。) - 「私がそう言う」という時が終了点。
- He is still angry. (彼は まだ 怒っています。) - 怒っている状態が続いている。
このように、文脈によってどちらが適切かが変わってきます。
まとめ:until と still の 違い、もう迷わない!
「until」は「〜まで」と時間の終点を示し、ある時点での終了を意味します。一方、「still」は「まだ」と状態の継続を表し、ある時点から現在、または将来にかけて状態が変わっていないことを示します。この「終点」と「継続」の違いをしっかり覚えておけば、「until と still の 違い」で迷うことはもうありません!