初診 と 再 診 の 違い、しっかり理解して安心!

病院に行ったとき、「初診」と「再診」という言葉を耳にしますよね。この 初診 と 再 診 の 違い を理解しておくと、病院での手続きや流れがスムーズになり、不安も軽減されます。簡単に言うと、初診は初めてその病院やクリニックを受診すること、再診は一度受診したことがある人が、同じ病気や症状で再び受診することです。

初診と再診、何が違うの?:初めてと二回目以降のステップ

初診と再診の最も大きな違いは、 初めてその医療機関を受診するかどうか という点です。初診では、医師があなたの健康状態を把握するために、問診票の記入や詳細な問診が行われます。これは、あなたの体について何も知らない状態から始めるため、とても大切なプロセスなのです。

初診では、以下のような流れで進むことが多いです。

  • 受付で保険証などを提示
  • 問診票の記入(症状、既往歴、アレルギーなどを記載)
  • 医師による問診、診察
  • 検査(必要に応じて)
  • 診断、治療方針の説明

一方、再診の場合は、すでにあなたの情報が医療機関に登録されているため、初診のような詳細な問診が省略されることがあります。ただし、症状の変化や新たな症状がある場合は、医師に詳しく伝えることが重要です。

問診票の役割:初診だからこそ、丁寧に書きましょう

初診の際に記入する問診票は、医師があなたの状態を正確に把握するための最初のステップです。ここに書かれた情報をもとに、問診や診察が進められます。だからこそ、 できるだけ詳しく、正直に書くことが大切 です。

問診票には、主に以下のような項目があります。

項目 内容
現在の症状 いつから、どんな症状か、強さなど
既往歴 過去にかかった病気や手術歴
服用中の薬 市販薬やサプリメントも含めて
アレルギー 薬、食べ物など
生活習慣 喫煙、飲酒、食事、運動など

「こんなことまで書くの?」と思うかもしれませんが、些細な情報が診断のヒントになることもあります。もし書き方が分からなければ、遠慮なく看護師さんや受付の方に質問しましょう。

診察内容の違い:情報量で決まる

初診と再診では、診察にかけられる時間や内容に違いが出ることがあります。初診では、まず患者さんの全体像を把握することに重点が置かれます。これに対し、再診では、前回の診察からの経過や、現在最も気になる症状に焦点を当てることが多いです。

初診の診察では、以下のようなことが行われます。

  1. 症状の詳しい聞き取り
  2. 視診、触診、聴診などの身体診察
  3. 必要に応じた血液検査、画像検査などの指示
  4. 診断と治療方針の決定

再診では、以前の検査結果や治療の反応を見ながら、より具体的なアプローチが取られます。例えば、:

  • 前回からの症状の変化の確認
  • 処方された薬の効果や副作用の確認
  • 次回の治療計画の調整

このように、 初診と再診の治療方針は、得られる情報量や状況によって変わってきます

診療費用の違い:保険適用に注意

初診と再診では、診療費用にも違いがあります。一般的に、初診料は再診料よりも高めに設定されています。これは、初診でより多くの検査や問診が必要になるためです。

初診料には、

  • 初診時特別加算
  • 診察料
  • 検査料(別途かかる場合あり)

などが含まれることがあります。一方、再診料は、

  1. 診察料
  2. 処方箋料(別途かかる場合あり)

などが中心となります。ただし、再診でも新たな検査が必要になった場合は、その分の費用がかかることもあります。

医療費の負担額は、初診と再診で異なる ことを覚えておくと良いでしょう。

予約の有無:スムーズな受診のために

初診と再診では、予約の有無や取り方にも違いがあることが多いです。多くのクリニックでは、初診の場合は、まず電話などで「初診であること」を伝え、受診の可否や受付時間を確認することをおすすめしています。一部、初診でも予約が必要な場合もあります。

一方、再診の場合は、次回の受診予約をその場で取るのが一般的です。ただし、

  • 予約なしでも受診できる場合
  • 症状が急変した場合の対応

なども、事前に確認しておくと安心です。予約システムは、病院によって大きく異なるので、 自分の利用する病院のルールを確認することが大切 です。

次回受診までの注意点:再診に向けて

初診で診察を受けた後、次回の受診までの期間は、医師の指示に従って過ごすことが重要です。例えば、処方された薬をきちんと飲む、安静にする、食事に気をつけるなど、指示されたことを守ることで、病気の回復を早めることができます。

また、

  1. 症状が悪化した場合
  2. 新たな症状が出た場合
  3. 薬を飲んで体に異変があった場合

などは、予約日を待たずに、早めに医療機関に連絡するか、受診することが必要です。 自己判断せず、医師の指示を仰ぐこと が、再診をスムーズに進める上でも不可欠です。

初診と再診の違いを理解することは、病院を上手に利用するための第一歩です。それぞれの手続きや内容を把握しておくことで、安心して受診し、自分の健康管理に役立ててください。

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