「whom と who の 違い」って、英語でちょっとややこしいですよね? でも大丈夫! この記事を読めば、あなたも疑問詞マスターになれるはず。簡単に言うと、who は主語、whom は目的語として使われるんです。
who の正体:主語として活躍!
まずは「who」から見ていきましょう。who は、文の中で「誰が」という主語の役割をすることが多いんです。まるで、物語の主人公みたいに、行動する人を指し示すことが多いんですね。
- Who is coming to the party? (誰がパーティーに来ますか?)
- Who wrote this letter? (誰がこの手紙を書きましたか?)
このように、who の後に動詞が続く形が多いのが特徴です。誰がその動作をしたのかを知りたいときに使います。
では、いくつか例を見てみましょう。
- Who called you? (誰があなたに電話しましたか?) - この場合、「Who」が電話をした主語です。
- Who is your favorite singer? (あなたの好きな歌手は誰ですか?) - 「Who」が好きな歌手という主語を尋ねています。
この「who が主語になる」というポイントをしっかり押さえておくことが、whom と who の違いを理解する上でとても重要です。
whom の秘密:目的語として登場!
次に「whom」です。whom は、「誰を」「誰に」という目的語の役割をすることが多いんです。つまり、誰かが何かをされたり、誰かに何かをしたりする、その「対象」を指し示すことが多いんですね。
whom が使われる場面としては、主に動詞の目的語になる場合や、前置詞の目的語になる場合があります。
| 動詞の目的語 | 前置詞の目的語 |
|---|---|
| Whom did you see? (あなたは誰を見ましたか?) | To whom did you give the gift? (あなたは誰にそのプレゼントをあげましたか?) |
「whom」は、少し丁寧な響きがあり、フォーマルな場面で使われることが多いです。最近では、日常会話では「who」で代用されることも増えてきていますが、文法的には「whom」を使うのがより正確な場合もあります。
whom の使い分け:実践編
さて、ここで「whom」の具体的な使い方をもう少し深掘りしてみましょう。whom は、文の中で「誰に」「誰を」といった、動作の対象となる言葉を尋ねる時に使われます。
例えば、
- Whom did you meet yesterday? (あなたは昨日、誰に会いましたか?) - ここでの「whom」は、あなたが会った「対象」を尋ねています。
- Whom are you waiting for? (あなたは誰を待っていますか?) - 「for」という前置詞の後に来て、待っている「対象」を尋ねています。
このように、whom の後に主語と動詞が続く、あるいは前置詞が後に続く形が多いのが特徴です。難しく考えず、「誰が」ではなく「誰に・誰を」という疑問なんだな、と捉えると分かりやすいでしょう。
remember this:
- Whom did the teacher praise? (先生は誰を褒めましたか?) - 「whom」は「褒められた人」という目的語です。
- Whom do you trust the most? (あなたは最も誰を信頼しますか?) - 「whom」は「信頼する対象」です。
who と whom の見分け方:簡単なコツ
「whom と who の違い」をマスターするための、とっておきのコツをお教えしましょう!それは、「he/him」や「she/her」に置き換えて考えてみることです。
もし、疑問文を「彼(him)」や「彼女(her)」にあたる言葉で答えられるようなら、そこには「whom」が適切だと考えられます。逆に、「彼(he)」や「彼女(she)」にあたる言葉で答えられるなら、「who」が適切です。
- Whom did you see? → I saw him . (私は彼を見ました。) → 「him」になるので、whom が正解!
- Who is knocking at the door? → He is knocking. (彼がノックしています。) → 「He」になるので、who が正解!
この置き換えテクニックは、とても強力なのでぜひ覚えておいてくださいね。
さらに、疑問詞の後に続く文を考えてみるのも良い方法です。
- Whom are you talking to? → You are talking to her . (あなたは彼女と話しています。) → 「her」になるので whom。
- Who is that person? → That person is my friend . (あの人は私の友達です。) → 「my friend」という主語の仲間になるので who。
「whom」は、前置詞とセットで使われることもよくあります。
| 前置詞 + whom | 意味 |
|---|---|
| With whom? | 誰と一緒に? |
| From whom? | 誰から? |
話すとき、書くとき:どちらを選ぶ?
「whom と who の違い」は、使う場面によっても少し意識が変わってきます。日常会話では、そこまで厳密に使い分けられていないことも多いんです。
例えば、「Who did you meet?」のように、「whom」を使うべきところを「who」で代用することは、現代の英語では一般的になってきています。特に、カジュアルな場面では「who」で十分な場合が多いでしょう。
- Who did you call? (誰に電話しましたか?) - 日常会話ではこちらが自然。
- Whom did you call? (誰に電話しましたか?) - より丁寧な響き。
しかし、フォーマルな文章や、スピーチなど、改まった場面では「whom」を使う方がより正確で洗練された印象を与えます。状況に合わせて使い分けるのが、英語マスターへの道です!
Key takeaway:
- Casual conversation: Use "who" more often.
- Formal writing/speech: Use "whom" when it's the object.
前置詞との関係:whom が活躍する場所
「whom」が特に活躍するのが、前置詞の後ろです。前置詞は、名詞や代名詞などの「目的語」を必要とするからです。
例えば、「to」(~へ)、「for」(~のために)、「with」(~と一緒に)などの前置詞の後ろに、「whom」が来ることが多いんです。
- To whom should I send this? (これを誰に送ればいいですか?)
- For whom are you buying this present? (あなたは誰のためにこのプレゼントを買っていますか?)
- With whom are you going to the movies? (あなたは誰と映画に行きますか?)
これらの文を「he/him」に置き換えて考えてみると、やはり「him」が自然ですよね。これは、「whom」が目的語の役割をしている証拠です。
Think about it:
- This is the person to whom I spoke. (こちらが話した相手です。) - 「to him」のようなイメージ。
- The gift is from whom ? (そのプレゼントは誰からのものですか?) - 「from him」のようなイメージ。
まとめ:whom と who の違い、もう怖くない!
さて、ここまで「whom と who の違い」について詳しく見てきました。who は主語、whom は目的語。そして、whom は前置詞の後ろによく現れる。この基本をしっかり押さえておけば大丈夫です。
最初は少し難しく感じるかもしれませんが、たくさんの例文に触れたり、自分で文を作ってみたりすることで、自然と身についていきます。そして、話すときには「who」を、書くときには文脈に合わせて「whom」を意識してみると良いでしょう。
この解説が、「whom と who の違い」を理解する一助となれば幸いです。これで、英語の疑問詞マスターへの階段をまた一歩登りましたね!
これで、あなたも「whom と who の違い」をスッキリ理解できたはず! 英語の疑問詞マスターへの道を、これからも楽しんで進んでいきましょう。