"Also"と"Too"の使い分け!also と too の 違いをマスターしよう!

英語で「~も」という意味を表す言葉として、"also"と"too"はよく使われますが、一体どんな違いがあるのでしょうか? この記事では、 also と too の 違い を分かりやすく解説し、ネイティブのように自然な英語が使えるようになるためのヒントをお伝えします。

"Also"と"Too"の基本的な意味と使い方

"Also"と"too"は、どちらも「~も」という意味で、何かを追加したり、別のものにも当てはまることを示したりする際に使われます。しかし、その使い分けにはいくつかのポイントがあります。 文脈やニュアンスによって、どちらを使うべきかが変わってくるのです。

まずは、それぞれの基本的な使い方を見てみましょう。

  • Also: 主に肯定文で使われ、動詞の前やbe動詞の後、助動詞の後に置かれることが多いです。文頭や文末に置かれることもありますが、少しフォーマルな響きになります。
  • Too: 主に肯定文で使われ、文末に置かれることがほとんどです。よりカジュアルな響きがあります。

例えば、以下のような違いがあります。

  1. Also の例:

    I like apples. I also like oranges.

    (私はリンゴが好きです。オレンジも好きです。)

  2. Too の例:

    I like apples. I like oranges, too.

    (私はリンゴが好きです。オレンジも好きです。)

文のどこに置く? 位置の違い

"Also"と"too"の最も顕著な違いの一つは、文中の位置です。この位置の違いを理解することが、 also と too の 違い を把握する上で非常に重要になります。

"Also"は、文の構造によって置かれる場所が変わってきます。一般的には、以下のような位置に置かれます。

  • 動詞の直前: I also play the piano. (私もピアノを弾きます。)
  • be動詞の後: She is also a doctor. (彼女は医者でもあります。)
  • 助動詞の後: You can also try this. (これも試すことができますよ。)

"Too"は、ほとんどの場合、文末に置かれます。これは、"too"が文の最後に付け加える形で使われることが多いからです。

Also の位置 Too の位置
動詞の前、be動詞の後、助動詞の後など 文末

しかし、"also"を文末に置くことも可能で、その場合は少し強調するニュアンスになります。

She is a doctor, also.

(彼女は医者でもあります。) (少し強調)

否定文での使い分け

否定文になると、"also"と"too"の使い分けはさらに明確になります。 also と too の 違い は、否定文で現れるニュアンスに影響を与えます。

"Also"は、否定文で「~もまた~ない」という場合に使われることがありますが、少し不自然に聞こえることがあります。代わりに、"either"を使うのが一般的です。

  • 不自然な例: I don't like sushi, also. (私は寿司も好きではありません。)
  • 自然な例: I don't like sushi, either. (私も寿司は好きではありません。)

"Too"は、否定文ではほとんど使われません。否定文で「~も~ない」と言いたい場合は、"either"を使うことを覚えておきましょう。

否定文での使い分けをまとめると以下のようになります。

  1. 否定文で「~も~ない」と言いたい場合:

    • "either"を文末に置くのが一般的。
    • 例: He didn't pass the test, either. (彼もテストに合格しませんでした。)
  2. "also"を否定文で使う場合:

    • 「~もまた~ない」というよりは、「~も(他に)~ない」というニュアンスになることがある。
    • 例: She doesn't speak French, also. (彼女はフランス語も話せません。) (この場合、"She doesn't speak French, either."の方が一般的。)

疑問文での使い分け

疑問文では、"also"と"too"のどちらも使うことができますが、ニュアンスが少し異なります。 also と too の 違い は、疑問文にどのような意図を込めるかに関わってきます。

"Also"は、疑問文で「~もまた?」と、相手が言ったことに対して、自分も同じであるかを確認するようなニュアンスで使われることがあります。

  • 例: "I'm tired." "Are you also tired?" (「疲れたよ。」「あなたも疲れているの?」)

"Too"は、疑問文でも文末に置かれることが多く、"also"よりも少しカジュアルな響きになります。相手に「あなたも~?」と尋ねる際に自然に使われます。

Also を使った疑問文 Too を使った疑問文
Are you also a student? (あなたも学生ですか?) Are you a student, too? (あなたも学生ですか?)

どちらを使っても意味は通じますが、"too"の方がより一般的で、日常会話でよく耳にする表現です。

フォーマルな場面とカジュアルな場面

場面によって、"also"と"too"のどちらがより適切かが変わってきます。 also と too の 違い を意識することで、より状況に合った言葉遣いができるようになります。

"Also"は、"too"に比べてややフォーマルな響きがあります。そのため、ビジネスシーンや、かしこまった文章などで使われることが多いです。

  • 例: We also offer discounts for students. (学生向けの割引も提供しております。)

"Too"は、よりカジュアルで、日常会話で頻繁に使われます。友人との会話や、親しい間柄でのやり取りに適しています。

  1. カジュアルな会話での例:

    I want to go to the party, too!

    (私もパーティーに行きたい!)

  2. フォーマルな文章での例:

    In addition, we would also like to inform you of our new policy.

    (加えて、新しい方針についてもご案内いたします。)

まとめ:"Also"と"Too"を使いこなそう!

ここまで、"also"と"too"の様々な違いを見てきました。 also と too の 違い は、文の構造、否定文・疑問文での使われ方、そしてフォーマルかカジュアルか、という点に集約されます。

基本的には、「文末に置かれるカジュアルな表現が"too"」「動詞の前やbe動詞の後などに置かれる、ややフォーマルな表現が"also"」と覚えておくと便利です。否定文では"either"を使うことも忘れずに!

これらの違いを意識して練習を重ねることで、きっとあなたの英語表現はより豊かになるはずです。ぜひ、今日から"also"と"too"の使い分けを楽しんでみてください。

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