「国立 大学 と 公立 大学 の 違いって、実際どうなの？」そんな疑問をお持ちの皆さん、こんにちは！今日は、将来の進路を考える上でとっても大切な、国立大学と公立大学の違いについて、分かりやすく解説していきますよ。
設立母体と運営資金の違い
まず、一番大きな違いは、誰がその大学を「作った」のか、そして「お金」をどうやって賄っているのか、という点です。国立大学は、国が設立・運営している大学のこと。だから、国からの補助金が主な運営資金源となっています。一方、公立大学は、都道府県や市区町村といった地方公共団体が設立・運営している大学です。なので、税金や地方自治体からの補助金が運営資金の中心となります。 この設立母体の違いが、学費や教育方針、さらには大学の特色にも影響を与えてくるんです。
- 国立大学：国が設立・運営
- 公立大学：地方公共団体（都道府県、市町村など）が設立・運営
国立大学は、全国どこにあっても一定の教育水準を保つことが重視される傾向があります。そのため、カリキュラムや入試科目などが全国的に似ていることが多いです。一方、公立大学は、その地域に根差した特色ある学部や学科を持っていることがよくあります。例えば、その地域の産業や文化に特化した学びができる大学などですね。
運営資金が国か地方公共団体か、という違いは、学費にも大きく関わってきます。一般的に、国立大学の学費は、公立大学よりも少し高めに設定されていることが多いですが、それでも私立大学と比べるとかなり抑えられています。公立大学は、地元の税金で運営されていることもあり、地域住民にとっては学費がさらに抑えられている場合もあります。
学費・入学金の違い
国立 大学 と 公立 大学 の 違い を考える上で、学費は特に気になるポイントですよね。結論から言うと、一般的には国立大学の方が公立大学よりも学費は高めですが、それでも私立大学に比べるとかなりリーズナブルです。
| 国立大学（年間） | 公立大学（年間） | |
|---|---|---|
| 入学金 | 約28万円 | 約20万円～50万円（大学による） |
| 授業料 | 約54万円 | 約40万円～80万円（大学による） |
ただし、これはあくまで一般的な目安です。公立大学の中には、その自治体の住民であれば入学金が免除されたり、授業料がさらに安くなる制度を設けているところもあります。お目当ての大学があれば、必ず各大学のホームページで最新の学費情報を確認するようにしましょう。
学費が安いということは、家計の負担が軽くなるだけでなく、卒業後の就職活動においても、借金の心配が少なくなるというメリットがあります。これは、将来設計を考える上で、意外と大きなポイントになるかもしれません。
教育方針・特色の違い
国立 大学 と 公立 大学 の 違い は、設立母体だけでなく、教育方針や大学の特色にも表れています。国立大学は、国の教育政策に基づいて、全国的な視点での教育や研究が行われる傾向があります。そのため、幅広い分野で高いレベルの研究が行われ、多様な学部・学科が設置されていることが多いです。
- 国立大学の傾向：
- 全国的な学術水準の維持・向上
- 幅広い分野での基礎研究・応用研究
- 多様な学部・学科
一方、公立大学は、その地域社会のニーズや特色に合わせて、より専門的で地域に密着した教育・研究を行っているのが特徴です。例えば、地域経済の活性化に貢献できる学部や、その地域の歴史・文化を深く学べる学部などがあります。
- 公立大学の傾向：
- 地域社会の発展に貢献
- 地域に根差した専門分野の教育・研究
- 地域との連携が強い
例えば、北海道の大学なら酪農学や水産業に関する学部、沖縄の大学なら亜熱帯の環境や文化に関する学部が充実している、といった具合です。自分の興味のある分野が、その地域と深く関わっている場合は、公立大学が有力な選択肢になるでしょう。
入試制度・難易度の違い
国立 大学 と 公立 大学 の 違い は、入試制度にも見られます。国立大学は、基本的に全国共通の「大学入学共通テスト」と、各大学が独自に行う「二次試験」の合計点で合否が決まります。二次試験は、大学によって記述式問題が中心だったり、面接があったりと様々です。
公立大学の入試制度は、大学によってかなり幅があります。大学入学共通テストを利用する大学もあれば、利用しない大学もあります。また、二次試験の内容も、国立大学と同様に記述式、面接、実技など、多岐にわたります。そのため、志望校を決める際には、各大学の入試要項をしっかり確認することが重要です。
難易度については、一概にどちらが難しいとは言えません。人気のある国立大学や公立大学は、当然ながら高い学力が必要となります。しかし、中には倍率が比較的低めの国立大学や公立大学も存在します。自分の学力や得意な科目に合わせて、現実的な目標設定をすることが大切です。
キャンパスの立地・環境の違い
国立 大学 と 公立 大学 の 違い として、キャンパスの立地や環境も挙げられます。国立大学は、昔からある総合大学が多く、都心部だけでなく、地方の広大な敷地にキャンパスを構えている場合も少なくありません。緑豊かな自然に囲まれた環境で学べる大学もあれば、都市型キャンパスで利便性の高い大学もあります。
公立大学は、その自治体の中心部や、地域を代表するような場所にキャンパスがあることが多いです。そのため、地域との連携がしやすい、地域のお店や施設を利用しやすいといったメリットがあります。また、比較的新しい大学も多いため、モダンな設備が整っているキャンパスも多いでしょう。
どちらが良いかは、個人の好みによります。都会の刺激の中で学びたいのか、自然豊かな環境で落ち着いて学びたいのか、自分のライフスタイルに合った環境を選ぶことが、大学生活を充実させる上で大切です。
卒業後の進路・就職の違い
国立 大学 と 公立 大学 の 違い は、卒業後の進路や就職にも影響を与えることがあります。国立大学は、その歴史や研究実績から、幅広い分野で高い評価を得ており、卒業生は多様な業界・企業に就職しています。特に、理系分野では、研究職や技術職として、大手企業や研究機関に進む人も多いです。
公立大学は、前述したように地域に根差した特色を持つ学部が多いことから、卒業生は地元の企業や自治体職員として活躍するケースが多く見られます。もちろん、全国規模の企業や、希望する職種によっては、国立大学と同様に幅広い選択肢があります。地域社会に貢献したい、地元でキャリアを築きたいと考えている人にとっては、公立大学は非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
どちらの大学を卒業しても、そこで何を学び、どのように努力したかが、最終的な就職に大きく影響します。大学名だけで決まるのではなく、自分の目標に向かって主体的に学ぶ姿勢が何よりも重要です。
いかがでしたか？国立大学と公立大学、それぞれに魅力的な点があります。どちらの大学が自分に合っているのか、しっかりと情報収集をして、後悔のない選択をしてくださいね！応援しています！