知っておきたい！110番と119番の違いと正しい使い方

110番と119番、それぞれの役割を理解しよう

いざという時に迷わないために、「110番と119番の違い」をしっかりと理解しておくことはとても大切です。どちらも緊急時に電話をかける番号ですが、対応してくれる機関が異なります。この違いを知っておくだけで、適切な支援を迅速に受けることができます。

警察への連絡は「110番」！

まず、110番についてです。110番は、事件や事故など、警察の対応が必要な場合にかけます。例えば、泥棒に入られた、誰かがケンカをしている、交通事故を目撃した、というような状況です。警察官が現場に駆けつけ、状況の把握や安全の確保、犯人の逮捕などを行います。

困ったときは、すぐに110番！
通報する際は、以下の情報を落ち着いて伝えてください。
1. 事件・事故の発生場所
2. どのような状況か（例：強盗、交通事故、痴漢など）
3. けが人はいるか
4. 通報者の名前と連絡先

110番通報は、国民の安全を守るための最優先事項であり、 正確で迅速な情報提供が、事件解決の鍵となります 。

火事や救急なら「119番」！

次に、119番についてです。119番は、火事や急病、ケガなど、消防や救急隊の出動が必要な場合にかけます。火事を発見した、誰かが倒れて動かなくなった、交通事故でケガ人が出た、などの状況です。消防隊が消火活動を行い、救急隊が応急処置や病院への搬送を行います。

状況	かける番号
火事	119番
救急（急病・ケガ）	119番

119番通報も、 命に関わる緊急事態に対応するための重要な番号 です。慌てずに、落ち着いて状況を伝えることが大切です。

場所を伝えるときの注意点

110番でも119番でも、場所を正確に伝えることは非常に重要です。住所がわからない場合でも、近くにある大きな建物や目印などを伝えるようにしましょう。例えば、「〇〇駅の北口を出てすぐのコンビニの前です」とか、「〇〇公園の滑り台の近くです」のように、具体的に伝えると、駆けつける側も場所を特定しやすくなります。

通信手段について

電話がかけられない状況でも、最近ではスマートフォンからSNSで110番や119番に連絡できる場合があります。ただし、すべての地域で対応しているわけではないので、事前に確認しておくと安心です。また、聴覚や発話に障がいのある方のために、FAXやインターネットを使った通報システムもあります。

SNS通報：一部地域で対応
FAX通報：各消防本部・警察本部に番号あり
インターネット通報：各都道府県警察や消防のウェブサイトで確認

通報時の心構え

通報する際は、まず自分の名前と、今いる場所を伝えます。その後、何があったのか、どんな状況なのかを、わかる範囲で簡潔に説明しましょう。パニックにならず、冷静に対応することが 最も重要 です。オペレーターの指示をよく聞き、それに従ってください。

間違い電話やいたずら電話は絶対にダメ！

110番や119番は、本当に助けが必要な人のための電話です。間違い電話や、友達と遊ぶためのいたずら電話は、本当に困っている人が通報できない時間を作ってしまう可能性があります。絶対にしてはいけません。

まとめ：いざという時に、迷わず適切な番号へ

「110番と119番の違い」は、警察か消防・救急か、という点にあります。この違いを覚えておけば、いざという時に迷わず、正しい番号に電話をすることができます。日頃から意識して、いざという時に慌てないように準備しておきましょう。