Google フォトとドライブの違い、どっちを使う?意外と知らない使い分けガイド

「GoogleフォトとGoogleドライブ、何が違うの?」と疑問に思ったことはありませんか?実は、この二つは似ているようで全く違う目的で使われるサービスなんです。Googleフォトとドライブの違いを理解することで、あなたのデジタルライフはもっと快適になるはず!このページでは、その違いを分かりやすく解説します。

写真と動画の整理・共有ならGoogleフォト!

Googleフォトは、まさに「写真と動画のため」に作られたサービスです。スマホで撮った写真や動画を自動でバックアップしてくれるので、「容量がいっぱい!」なんて心配もなくなります。さらに、AIによる自動整理機能が優秀で、「旅行」「人物」「食べ物」など、写真の内容を理解して自動でアルバムを作ってくれたり、検索しやすくしてくれたりします。

Googleフォトの主な特徴:

  • 写真や動画の自動バックアップ
  • AIによる自動整理・検索機能
  • 思い出のアルバム作成・共有機能
  • 簡単な写真編集機能

写真や動画を失いたくない、手軽に整理・共有したいという人には、Googleフォトが最適です。

例えば、こんな使い分けができます。

  1. 旅行先で撮った写真をすぐにバックアップしたい
  2. 友達との思い出の写真をまとめて共有したい
  3. 昔の写真を見返したいときに、日付や場所で検索したい

あらゆるファイルを保存・管理するならGoogleドライブ!

一方、Googleドライブは「あらゆる種類のファイル」を保存・管理するためのクラウドストレージサービスです。写真や動画はもちろん、WordやExcelのファイル、PDF、音楽ファイルなど、どんなファイルでも保存できます。Googleドライブは、まるで自分専用の大きなハードディスクのようなものだと考えると分かりやすいでしょう。

Googleドライブの主な特徴:

  • 様々な種類のファイルを保存・管理
  • ファイルへのアクセス権限設定(共有機能)
  • PCとの同期機能
  • Googleドキュメント、スプレッドシートなどとの連携

仕事の資料や学校のレポート、個人で作成した作品など、様々なファイルを安全に保管し、どこからでもアクセスしたい場合に、Googleドライブは非常に役立ちます。

保存容量と料金プランの違い

GoogleフォトとGoogleドライブは、どちらも無料のストレージ容量が提供されていますが、その考え方や、有料プランの容量の分け方に違いがあります。

以前は、Googleフォトへの「高画質」でのアップロードは容量無制限でしたが、2021年6月1日以降は、Googleアカウント全体のストレージ容量(Googleフォト、Googleドライブ、Gmailで共有)に含まれるようになりました。つまり、無料の15GBを超えると、有料プランへの加入が必要になります。

ストレージ容量のプラン例:

プラン名 容量 月額料金(目安)
無料 15GB 0円
Google One ベーシック 100GB 約250円
Google One スタンダード 200GB 約380円

この容量の考え方が、Googleフォトとドライブを使い分ける上で、非常に重要なポイントとなります。

バックアップの自動化機能

どちらのサービスも、ファイルのバックアップを自動化する機能を持っていますが、その対象と設定方法に違いがあります。

  • Googleフォト: スマホで撮影した写真や動画を自動でバックアップする設定が中心です。アプリを開くと、バックアップが開始されるように設定できます。
  • Googleドライブ: PC上の特定のフォルダを自動でバックアップしたり、スマホの特定のフォルダー(写真以外も含む)をバックアップしたりする設定が可能です。より細かく、どのファイルを、どのフォルダからバックアップするかを選べます。

どちらも自動化できるのは便利ですが、Googleフォトは「写真・動画」に特化しているのに対し、Googleドライブは「より汎用的なファイル」のバックアップに対応している点が異なります。

ファイル検索機能の得意分野

ファイル検索機能は、どちらのサービスも非常に強力ですが、得意とする分野が異なります。

  1. Googleフォト: 写真の内容をAIが解析するため、「犬」「海」「笑顔」といったキーワードで写真を検索できます。また、人物や場所、日付でも絞り込みが可能です。
  2. Googleドライブ: ファイル名だけでなく、ファイル内のテキスト(文章)を検索することも得意です。例えば、「2023年の報告書」というファイル名でなくても、ファイルの中に「2023年」「報告書」という言葉があれば見つけ出すことができます。

写真や動画を見つけたいときはGoogleフォト、文書ファイルを探したいときはGoogleドライブ、というように使い分けるのが効率的です。

共有機能とアクセス権限

ファイルを他の人と共有する機能も、両サービスに備わっていますが、その目的や設定に違いがあります。

  • Googleフォト: 特定の写真やアルバムを、リンクを知っている人全員、または特定のGoogleアカウントを持つ人と共有できます。共有相手は閲覧のみ、または写真の追加も可能といった設定ができます。
  • Googleドライブ: ファイルやフォルダごとに、閲覧のみ、コメント追加可能、編集可能といった詳細なアクセス権限を設定できます。共同編集や、特定のメンバーだけに見せたい機密情報などの管理に適しています。

写真を見せたいだけならGoogleフォト、共同作業や厳密な権限管理が必要ならGoogleドライブ、と考えると良いでしょう。

PCとの連携方法

PCとの連携方法も、それぞれのサービスの特徴を表しています。

Googleドライブには、「Google ドライブ for desktop」というアプリケーションがあり、PCとクラウド上のドライブを同期させることができます。これにより、PC上でまるでローカルファイルのようにドライブ内のファイルにアクセスしたり、編集したりすることが可能です。さらに、PC内の特定のフォルダを自動でクラウドにバックアップする設定もできます。

一方、Googleフォトは、PC上の写真や動画をバックアップするための「Google フォト アップローダー」のようなツールがありますが、ドライブのようなリアルタイムの双方向同期というよりは、バックアップに重点が置かれています。

まとめ:賢く使い分けてデジタルライフをもっと豊かに!

GoogleフォトとGoogleドライブの違い、いかがでしたでしょうか?写真や動画の整理・共有ならGoogleフォト、あらゆるファイルの保存・管理ならGoogleドライブ、と使い分けることで、あなたのデジタルライフは格段に快適になります。それぞれの得意なことを理解して、賢く活用していきましょう!

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