メイクの仕上げに欠かせないパウダー。でも、「ルースパウダー」と「プレストパウダー」、どっちを選べばいいの?そんな疑問にお答えするのが、この記事です。今回は、ルースパウダーとプレストパウダーの違いを分かりやすく解説し、それぞれの特徴や使い分け方をご紹介します。
ルースパウダー vs プレストパウダー:基本の違いを知ろう!
ルースパウダーとプレストパウダーの最も大きな違いは、その形状とテクスチャーにあります。ルースパウダーは、サラサラとした粉末状で、容器からそのまま取り出して使うタイプ。一方、プレストパウダーは、粉末を固めてプレスしたもので、コンパクトに入っていて持ち運びしやすいのが特徴です。 どちらを選ぶかで、メイクの仕上がりや持続力が大きく変わってくるので、それぞれの特性を理解することが大切です。
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ルースパウダー
- サラサラの粉末状
- ふんわりと軽い仕上がり
- 通気性が良い
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プレストパウダー
- 固形(プレスされた粉末)
- しっかりとしたカバー力
- 持ち運びに便利
例えば、メイクの最後に余分な皮脂を吸着させ、メイク崩れを防ぎたいなら、ルースパウダーがおすすめ。肌に軽やかに密着し、自然な透明感を出してくれます。一方、日中のメイク直しで、テカリを抑えつつ、肌をきれいに見せたいときには、プレストパウダーが活躍するでしょう。コンパクトなので、ポーチに入れておけばいつでもサッと使えます。
| 項目 | ルースパウダー | プレストパウダー |
|---|---|---|
| 形状 | 粉末 | 固形 |
| 仕上がり | ふんわり、軽い | しっかり、カバー力あり |
| 持ち運び | △(粉がこぼれやすい) | ◎(コンパクト) |
ルースパウダーの魅力:ふんわり透明感メイクの秘密
ルースパウダーは、その名の通り「緩やかな(loose)」粉末状のパウダーです。粒子が細かく、空気を含んでいるような軽いテクスチャーが特徴。ブラシやパフで肌に乗せると、まるでヴェールをかけたような、ふんわりとした透明感のある仕上がりになります。厚塗り感がなく、素肌っぽいナチュラルメイクを目指す人にぴったりです。
ルースパウダーは、肌への密着度が比較的低いため、肌呼吸を妨げにくいのも嬉しいポイント。皮脂吸着効果のある成分が含まれているものが多く、メイクのテカリを抑え、サラサラの状態をキープするのに役立ちます。特に、オイリー肌の方や、暑い時期のメイクには欠かせないアイテムと言えるでしょう。
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使い方
- パウダーをブラシやパフに少量取ります。
- 余分な粉をティッシュオフするなどしてなじませます。
- 顔全体に、軽く押さえるようにのせていきます。
ルースパウダーを使いこなすコツは、一度にたくさんの量をつけすぎないこと。ブラシやパフに取ったら、一度手の甲などで余分な粉を落としてから、肌に優しくのせるようにすると、自然で美しい仕上がりになります。
プレストパウダーの魅力:カバー力と携帯性を両立!
プレストパウダーは、粉末状のパウダーを圧縮して固めたものです。そのため、ルースパウダーに比べて粒子が密で、肌にしっかりとフィットしやすいのが特徴。これにより、気になる毛穴やくすみなどをカバーし、均一でなめらかな肌に仕上げることができます。
プレストパウダーの最大のメリットは、その携帯性の高さです。コンパクトなケースに入っているため、ポーチに入れて持ち運びやすく、外出先でのメイク直しに最適。テカリが気になったときにサッと取り出して、肌をサラサラに整えたり、カバー力をプラスしたりすることができます。
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プレストパウダーのメリット
- 高いカバー力
- 肌にしっかり密着
- 持ち運びに便利
- メイク直しに最適
プレストパウダーは、ファンデーションの代わりとして使うこともできます。化粧下地やBBクリームなどの後に、プレストパウダーをブラシでふんわりと乗せるだけで、ナチュラルなセミマット肌に。カバー力を高めたい場合は、パフを使って気になる部分に重ね付けすると良いでしょう。
仕上がりの違い:目指す肌印象で選ぶ
ルースパウダーとプレストパウダーでは、仕上がりに明確な違いがあります。ルースパウダーは、その軽さから、素肌感を活かした透明感のある、ふんわりとした仕上がりを叶えます。肌の凹凸をぼかし、自然なツヤ感を残したい場合に適しています。
一方、プレストパウダーは、肌にピタッと密着するため、しっかりとカバーし、マットな質感に仕上げる傾向があります。毛穴や色ムラをしっかり隠したい、陶器のようななめらかな肌にしたいという場合は、プレストパウダーがおすすめです。ただし、最近では、ルースパウダーのような軽やかさを持ちながら、カバー力もあるプレストパウダーも登場しています。
| 仕上がりのイメージ | ルースパウダー | プレストパウダー |
|---|---|---|
| 透明感 | ◎(高い) | 〇(商品による) |
| カバー力 | △(低い) | ◎(高い) |
| マット感 | △(低い) | 〇(高い) |
| ナチュラルさ | ◎(高い) | 〇(商品による) |
自分の肌悩みや、その日のメイクの目指す印象に合わせて、どちらのパウダーが適しているか考えてみましょう。例えば、乾燥肌でツヤ感を重視したいならルースパウダー、皮脂崩れが気になるならプレストパウダー、といった選び方もできます。
使い分けのポイント:TPOに合わせて賢くチョイス!
ルースパウダーとプレストパウダーは、それぞれ得意なシーンがあります。普段使いや、ナチュラルメイクをしたいときは、ルースパウダーで軽やかに仕上げるのがおすすめ。肌に負担をかけにくく、一日中サラサラ感をキープしてくれます。
しかし、外出先でのメイク直しには、断然プレストパウダーが便利です。ポーチからサッと取り出して、テカリを抑えたり、気になる部分をカバーしたりすることができます。特に、重要な会議やデート前など、肌をきれいに見せたい場面で役立ちます。
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シーン別おすすめ
- 普段使い・ナチュラルメイク :ルースパウダー
- メイク直し・カバー力重視 :プレストパウダー
- 旅行・持ち運び :プレストパウダー
また、季節によって使い分けるのも良い方法です。夏場など、汗や皮脂でメイクが崩れやすい時期は、皮脂吸着力に優れたルースパウダーでサラサラ肌をキープ。乾燥が気になる冬場は、保湿成分配合のプレストパウダーでしっとり仕上げる、といった工夫もできます。
ブラシとパフ、どちらを使う?
ルースパウダーを使う際は、一般的にブラシがおすすめです。ブラシでふんわりと肌に乗せることで、粉っぽさを抑え、自然で透明感のある仕上がりになります。大きめのブラシを使えば、顔全体に素早く均一にパウダーをのせることができます。
一方、プレストパウダーは、付属のパフでポンポンと肌にのせるのが基本。パフは肌に密着しやすく、カバー力を高めたい部分にピンポイントで使うのに適しています。ただし、厚塗りにならないように、パフに取った粉は軽く押さえてから使うようにしましょう。よりナチュラルに仕上げたい場合は、プレストパウダーでもブラシを使うと良いでしょう。
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ツール別使い方
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ルースパウダー
:
- ブラシ:ふんわり、ナチュラルに
- パフ:カバー力を高めたい部分に(少量ずつ)
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プレストパウダー
:
- パフ:しっかりカバー、メイク直しに
- ブラシ:ふんわり、ナチュラルに
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ルースパウダー
:
ブラシとパフ、それぞれの特性を理解し、なりたい仕上がりに合わせて使い分けることで、パウダーの魅力を最大限に引き出すことができます。
どちらを選ぶべき?あなたの肌質と目指す仕上がりで決まる!
結局、ルースパウダーとプレストパウダー、どちらが良いのでしょうか?それは、あなたの肌質と、メイクで目指したい仕上がりによって決まります。
オイリー肌でサラサラ感を重視したい方、ナチュラルメイクが好きな方 は、ルースパウダーがおすすめです。肌に軽やかにフィットし、余分な皮脂を吸着して、テカリを抑えてくれます。
乾燥肌でカバー力を重視したい方、しっかりメイクをしたい方 は、プレストパウダーがおすすめです。肌に密着しやすく、毛穴やくすみなどの肌悩みをカバーして、なめらかな肌に仕上げます。また、持ち運びに便利なため、メイク直しを頻繁にする方にもぴったりです。
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肌質別おすすめ
- オイリー肌 :ルースパウダー
- 乾燥肌 :プレストパウダー(保湿成分配合のものを選ぶと◎)
- 混合肌 :部分的に使い分けるのがおすすめ(Tゾーンはルース、Uゾーンはプレストなど)
最近では、ルースパウダーのような軽さと、プレストパウダーのようなカバー力を併せ持つアイテムも登場しています。迷ったときは、テスターで実際に肌に乗せてみて、感触や仕上がりを確かめてみるのが一番です。
まとめ:あなたにぴったりのパウダーを見つけよう!
ルースパウダーとプレストパウダー、それぞれの違いはご理解いただけましたでしょうか?ルースパウダーはふんわり透明感、プレストパウダーはしっかりカバーと携帯性。どちらもメイクに欠かせない優秀なアイテムです。ぜひ、この記事を参考に、あなたの肌質や目指す仕上がりに合ったパウダーを選んで、メイクをもっと楽しんでくださいね!