「is」と「are」の使い分け:初心者でもわかる「is と are の 違い」

英語で「~です」「~あります」という意味を表すときに、主語によって「is」と「are」を使い分ける必要があります。この「is と are の 違い」を理解することは、英文法を学ぶ上で非常に大切です。どちらを使えばいいのか迷ったときは、主語が単数か複数か、そして主語が「I」や「you」のどれに当たるのかを考えると、正しく使い分けることができます。

主語が単数か複数かで決まる「is と are の 違い」

「is」と「are」の最も基本的な違いは、主語が単数(一つ)か複数(二つ以上)かということです。単数名詞が主語の場合、一般的に「is」を使います。例えば、「He is a student.」(彼は学生です)や「She is happy.」(彼女は幸せです)のように使われます。

一方、複数名詞が主語の場合は「are」を使います。「They are friends.」(彼らは友達です)や「Dogs are cute.」(犬はかわいいです)のように、複数のものを指すときに「are」が使われます。

このルールをまとめたのが以下の表です。

主語 be動詞
単数名詞 is A cat is sleeping.
複数名詞 are Cats are sleeping.

この単数・複数による使い分けは、英語の基本中の基本なので、しっかりと覚えておきましょう。

「I」と「you」の特別ルール:知っておきたい「is と are の 違い」

「is」と「are」の使い分けには、例外や特別なケースもあります。「I」(私)と「you」(あなた/あなたたち)は、単数のように聞こえますが、be動詞の使い方が独特です。

「I」が主語の場合、常に「am」を使います。「I am a teacher.」(私は先生です)のように、「is」や「are」は使いません。

「you」は、一人(単数)を指す場合でも、複数(あなたたち)を指す場合でも、常に「are」を使います。「You are kind.」(あなたは親切です)や「You are all welcome.」(皆さん、ようこそ)のように使われます。

これらの特別なケースをまとめると、以下のようになります。

  • I → am
  • You → are
  • He, She, It, 単数名詞 → is
  • We, They, 複数名詞 → are

疑問文での「is」と「are」:質問上手になろう!

「is」と「are」は、疑問文を作るときにも登場します。疑問文では、be動詞を主語の前に移動させます。

例えば、肯定文が「He is a student.」なら、疑問文は「Is he a student?」となります。単数主語の場合は、「is」が前に来ます。

複数主語の場合も同様で、肯定文「They are friends.」は、疑問文「Are they friends?」となります。「are」が主語の前に来ます。

「you」の場合も、肯定文「You are busy.」は、疑問文「Are you busy?」となります。いつも通り「are」を使います。

疑問文での使い分けは、以下のようになります。

  1. be動詞を主語の前に置く。
  2. 主語が単数なら「Is」、複数なら「Are」を使う。
  3. 「you」の場合は常に「Are」を使う。

否定文での「is」と「are」:はっきりと伝えよう!

否定文を作る場合も、「is」と「are」の使い分けが大切です。否定文は、be動詞の後に「not」を付け加えることで作ります。

単数主語の場合、「He is not sad.」(彼は悲しくありません)のように、「is not」とします。これは「isn't」と短縮することもできます。

複数主語の場合は、「They are not late.」(彼らは遅れていません)のように、「are not」となります。これは「aren't」と短縮できます。

「I」の場合は、「I am not hungry.」(私はお腹が空いていません)となり、「am not」を使います。

否定文の形をまとめると以下のようになります。

  • 主語 + is + not + ~ (isn't)
  • 主語 + are + not + ~ (aren't)
  • I + am + not + ~

進行形での「is」と「are」:今、何をしているか?

「is」と「are」は、現在進行形を作る際にも使われます。現在進行形は、「be動詞 + ~ing」の形で、「今~しているところです」という意味を表します。

主語が単数で「I」や「you」以外の場合、be動詞は「is」を使います。「He is studying now.」(彼は今、勉強しています)のように使います。

主語が複数、または「you」の場合は、be動詞は「are」を使います。「We are playing soccer.」(私たちはサッカーをしています)や「You are listening to music.」(あなたは音楽を聴いています)のように使われます。

現在進行形での使い分けは、以下のようになります。

  1. 主語が単数(He, She, It, 単数名詞)→ is + ~ing
  2. 主語が複数(We, They, 複数名詞)または you → are + ~ing

受動態での「is」と「are」:~される、~されるところ

受動態は、「~される」という意味を表すときに使われ、「be動詞 + 過去分詞」の形で表現されます。「is」と「are」は、このbe動詞の部分で主語に合わせて使われます。

主語が単数で「I」や「you」以外の場合、be動詞は「is」です。「The book is read by him.」(その本は彼によって読まれます)のように使われます。

主語が複数、または「you」の場合は、be動詞は「are」です。「Many cars are made in Japan.」(多くの車が日本で作られています)や「Your opinion is heard.」(あなたの意見は聞かれます)のように使われます。

受動態での使い分けは、現在形の場合と同じように、主語が単数か複数か、そして「you」かどうかで決まります。

受動態での使い分けは以下の通りです。

主語 be動詞 過去分詞
単数名詞 is written A letter is written.
複数名詞 are written Letters are written.

「is と are の 違い」は、主語との関係で決まることがほとんどです。これらの基本的なルールをしっかりとマスターすれば、自信を持って英語を使えるようになります。練習を重ねて、自然に使い分けられるようになりましょう!

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