Nintendo 2DS LLと3DS LL、どちらも手軽にゲームを楽しめる携帯ゲーム機ですが、その違いをしっかり理解せずに選んでしまうと、「思っていたのと違った!」なんてことになりかねません。今回は、そんな 2DS LL と 3DS LL の 違い を分かりやすく解説し、あなたにぴったりの一台を見つけるお手伝いをします。
デザインと携帯性:折りたたみの有無が鍵!
まず、一番分かりやすい違いはデザインです。3DS LLは、フリップ式の折りたたみデザインを採用しており、コンパクトに持ち運べます。一方、2DS LLは、初代DS Liteのような板状のデザインで、折りたたむことはできません。この「折りたたみの有無」が、携帯性を大きく左右します。
- 3DS LL: 折りたたむことで画面を保護でき、カバンの中でかさばりにくい。
- 2DS LL: 折りたたむことはできないが、よりフラットな形状で、手帳ケースのような感覚で持ち歩ける人もいる。
どちらが優れているかは、あなたの持ち運び方や使い方次第。例えば、カバンにポイッと入れて持ち歩くことが多いなら、3DS LLの折りたたみ機能は魅力的かもしれません。逆に、常にケースに入れて持ち歩き、画面保護を気にしないのであれば、2DS LLのシンプルさも良いでしょう。 携帯性を重視するなら、このデザインの違いはとても重要です。
3D機能:没入感の違いを体験!
名前にもある通り、3DS LLの最大の特徴は「3D機能」です。これがあるおかげで、ゲームの世界にぐっと引き込まれるような、立体的な映像体験ができるんです。一方、2DS LLにはこの3D機能がありません。2D画面でのプレイになります。
- 3DS LL: 上画面に3D表示機能があり、視差効果によって奥行きのある映像を楽しめる。
- 2DS LL: 3D機能は非搭載。全てのゲームが2D表示で楽しめる。
3D機能の有無は、ゲームの体験を大きく変えます。例えば、『ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D』のようなゲームでは、3D表示によって敵との距離感が掴みやすくなったり、立体的なダンジョン探索がより面白くなったりします。 ゲームによっては、3D機能があることで、より深くゲームの世界に入り込めるかどうかが変わってきます。
画面サイズ:どちらも大画面で快適プレイ!
画面サイズについてですが、実は2DS LLと3DS LLは、それぞれ「LL」という名前がついているだけあって、どちらも旧モデルのDSi LLや3DS LLよりも大きめの画面を備えています。これは、両機種に共通する大きなメリットと言えるでしょう。
- 3DS LL: 上画面が4.88インチ、下画面が4.18インチ。
- 2DS LL: 上画面が4.88インチ、下画面が4.18インチ。
このように、 画面サイズに関しては、2DS LL と 3DS LL の 違いはほとんどありません。 どちらを選んでも、文字が読みやすかったり、ゲームのグラフィックが綺麗に見えたりと、快適なゲームプレイが期待できます。この点では、どちらを選んでも満足度は高いでしょう。
対応ソフト:過去作も未来作も!
ここで気になるのが、遊べるゲームソフトのことですよね。結論から言うと、2DS LLと3DS LLは、基本的に同じソフトで遊べます。つまり、3DS LLで遊べるソフトのほとんどは、2DS LLでも楽しむことができるのです。
| 機種 | 対応ソフト |
|---|---|
| 3DS LL | ニンテンドー3DSシリーズのソフト、ニンテンドーDSシリーズのソフト |
| 2DS LL | ニンテンドー3DSシリーズのソフト(※3D表示非対応)、ニンテンドーDSシリーズのソフト |
ただし、前述した3D機能の有無により、一部のソフトでは3D表示を楽しむことができません。例えば、3D立体視を売りにしているゲームなどは、2DS LLでは2D表示でしか遊べないということを覚えておきましょう。 遊べるソフトの幅広さも、この世代のゲーム機の魅力の一つです。
互換性:DSソフトも遊べる!
2DS LLと3DS LLのもう一つの素晴らしい点は、過去のニンテンドーDSシリーズのソフトも遊べるという互換性です。これは、長年任天堂のゲーム機を愛用してきたユーザーにとっては、非常に嬉しいポイントですよね。
- 3DS LL: DSi LL、DS Lite、DSなど、ニンテンドーDSシリーズのソフトがそのまま遊べます。
- 2DS LL: こちらもニンテンドーDSシリーズのソフトに対応しています。
つまり、昔集めたDSソフトをそのまま新しいハードで楽しめるということです。 過去の思い出のゲームも、最新の携帯ゲーム機で蘇らせることができるのは、大きな魅力と言えます。
価格:お財布と相談!
どちらの機種を選ぶかにおいて、価格も重要な判断基準になります。一般的に、販売時期や在庫状況にもよりますが、2DS LLの方が3DS LLよりも安価に購入できる傾向があります。
- 3DS LL: 発売時期も古く、中古市場での価格帯は様々。
- 2DS LL: 比較的後発で、新品・中古ともに手に入れやすい価格帯のモデルも多い。
もし、予算を抑えたい、あるいは気軽にゲームを始めたいということであれば、2DS LLは魅力的な選択肢になるでしょう。 価格と機能のバランスを考えると、賢い選択ができるはずです。
ターゲット層:どんな人におすすめ?
では、具体的にどのような人におすすめできるのでしょうか?これは、それぞれの特徴を踏まえて考えると分かりやすいです。
| 機種 | こんな人におすすめ! |
|---|---|
| 3DS LL |
・3D映像でゲームの世界に没入したい人
・折りたたんで画面を保護したい人 ・携帯性を重視しつつ、ある程度の機能も欲しい人 |
| 2DS LL |
・3D機能は不要で、とにかく安くゲームを楽しみたい人
・シンプルなデザインが好きで、携帯性を重視する人 ・DSソフトをたくさん持っていて、買い替えを検討している人 |
どちらの機種も、その人に合った楽しみ方を提供してくれるはずです。
最終的に、2DS LL と 3DS LL の 違いを理解した上で、ご自身のプレイスタイルや予算に合わせて選ぶのが一番です。どちらを選んでも、たくさんの楽しいゲームがあなたを待っていますよ!