ツヤ髪への近道！トリートメントとリンスの違いを徹底解説

「トリートメントとリンス、どっちを使えばいいの？」そんな疑問を持ったことはありませんか？実は、トリートメントとリンスはそれぞれ役割が違うんです。今回は、そんな トリートメントとリンスの違い を分かりやすく解説して、あなたの髪をさらに美しくするお手伝いをします！

髪の表面を整えるリンスと、内側からケアするトリートメント

まず、リンスとトリートメントの最も大きな違いは、その働きかける場所と目的です。

リンスは、主に髪の表面、キューティクルを整える役割を担っています。シャンプーで開いたキューティクルを閉じることで、髪の指通りを滑らかにし、絡まりを防ぎます。まるで、お皿を洗った後に水滴を拭いてツルツルにするようなイメージですね。

リンスの主な役割：
キューティクルを整える
髪の指通りを良くする
静電気を防ぐ

一方、トリートメントは、髪の内部にまで浸透し、ダメージを補修したり、栄養を与えたりすることを目的としています。髪の芯から強く、しっとりとさせるイメージです。 髪のダメージを根本的にケアしたいなら、トリートメントが欠かせません。

例えば、髪がパサついたり、枝毛が気になる場合は、リンスだけでは表面的なケアにしかならず、根本的な解決にはならないことが多いのです。

	リンス	トリートメント
働きかける場所	髪の表面	髪の内部
主な効果	指通りを良くする、絡まりを防ぐ	ダメージ補修、保湿、栄養補給

リンスの役割と効果

リンスは、シャンプーで洗った後の髪のコンディションを整えるために使われます。シャンプーの洗浄成分によって、髪の表面は一時的にアルカリ性に傾き、キューティクルが開いた状態になります。

リンスには、髪のpHを弱酸性に戻す働きがあり、開いたキューティクルを優しく引き締めます。これにより、髪の表面が滑らかになり、ブラッシング時の摩擦によるダメージや、静電気によるパサつきを抑えることができます。

シャンプーで開いたキューティクルを閉じる。
髪の表面を滑らかにし、指通りを良くする。
静電気の発生を抑え、髪の広がりを防ぐ。

「とりあえず髪をサラサラにしたい」「絡まりをなくしたい」といった、手軽なヘアケアをしたい場合にリンスは活躍します。

トリートメントの驚くべき補修力

トリートメントは、リンスよりもさらに一歩進んだヘアケア製品です。髪の内部にまで浸透し、ダメージを受けた髪の構造を修復する成分が含まれています。例えば、カラーリングやパーマ、ドライヤーの熱などによって失われたタンパク質や油分を補給してくれるのです。

トリートメントには、様々な種類がありますが、共通しているのは、髪の内部に働きかけて、ハリやコシ、ツヤを与え、健やかな髪へと導くという点です。

ダメージ補修成分（ケラチン、コラーゲンなど）
保湿成分（セラミド、ヒアルロン酸など）
油分（シリコン、植物オイルなど）

これらの成分が、髪の内部に浸透し、ダメージ部分を埋めて、髪本来の健康な状態に近づけてくれます。 継続して使うことで、髪の芯から強くなり、切れ毛や枝毛の予防にもつながります。

リンスとトリートメント、どちらを選ぶ？

さて、ここで気になるのが「結局、どっちを使えばいいの？」という疑問ですよね。これは、あなたの髪の状態や、なりたい髪質によって変わってきます。

まずは、髪の基本的なコンディショニングとして、指通りを良くしたい、絡まりをなくしたい、という場合は、リンスで十分な場合が多いです。特に、髪のダメージが少ない方や、毎日の手軽なケアをしたい方におすすめです。

一方、髪のパサつき、広がり、ダメージによるゴワつきなどが気になる場合は、トリートメントの使用を強くおすすめします。髪の内部からケアすることで、より健康的で美しい髪を目指すことができます。

こんなあなたにおすすめ！	リンス	トリートメント
髪の指通りを滑らかにしたい	◎	〇
髪の絡まりをなくしたい	◎	〇
髪のダメージを補修したい	△	◎
髪にツヤやコシを与えたい	△	◎
手軽にケアしたい	◎	〇

リンスとトリートメントの正しい使い方

リンスとトリートメントの効果を最大限に引き出すためには、正しい使い方を知ることが大切です。

まず、シャンプーをしっかりすすいだ後、タオルで軽く水分を拭き取ります。これは、余分な水分があると、リンスやトリートメントの成分が髪に浸透しにくくなるためです。

リンスを使う場合は、髪の中間から毛先にかけてつけ、全体になじませます。根元につけると、髪がペタッとなりやすいので注意しましょう。

シャンプーをしっかりすすぐ。
タオルドライで水分を軽く取る。
髪の中間から毛先にかけて塗布する。
よく洗い流す。

トリートメントの場合は、リンスよりも少し時間を置いて、髪の内部に成分を浸透させることが大切です。製品に記載されている使用時間を守りましょう。 時間を置くことで、より深いダメージケアが期待できます。

コンディショナーという存在

「リンス」という言葉を聞くことが少なくなってきて、「コンディショナー」という言葉をよく耳にするようになったと感じる方もいるかもしれません。実は、リンスとコンディショナーは、ほぼ同じ役割を持つものと考えて大丈夫です。

どちらも、シャンプー後の髪の表面を整え、指通りを良くすることを目的としています。海外では「コンディショナー」という名称が一般的で、日本でもそれに倣って「コンディショナー」と表記されることが増えたため、リンスとコンディショナーの違いに戸惑う人がいるのかもしれません。

リンスとコンディショナーは、基本的には同じカテゴリーの製品。
どちらも髪の表面を整え、指通りを良くする効果がある。
「コンディショナー」という名称が、より一般的になってきている。

もし、あなたが「リンス」と「コンディショナー」のどちらかを選ぶ状況になったら、成分や効果を比較して、自分の髪に合いそうな方を選ぶと良いでしょう。

「洗い流さないトリートメント」って何？

最近よく耳にする「洗い流さないトリートメント」。これは、その名の通り、髪に塗布した後、洗い流す必要のないトリートメントのことです。一般的に、ヘアオイルやヘアミルク、ヘアクリームといった形状のものが多いですね。

洗い流さないトリートメントは、髪の表面に保護膜を作り、外部からのダメージ（紫外線や摩擦など）から髪を守る役割があります。また、保湿効果も高く、髪のパサつきを抑えて、しっとりとしたまとまりやすい髪に導いてくれます。

主な役割：
髪の保護（紫外線、摩擦など）
保湿
スタイリング補助

ドライヤーの熱から髪を守る効果があるものや、スタイリング剤としての役割を持つものもあります。 タオルドライの後に使うことで、髪を乾かす工程でのダメージを軽減する効果も期待できます。

ダメージレベル別！おすすめの使い分け

あなたの髪のダメージレベルに合わせて、リンスとトリートメントを使い分けるのが賢い方法です。

軽度のダメージ（少しパサつく、絡まりやすい程度）の場合：

まずはリンスやコンディショナーで、髪の表面を整えることから始めましょう。毎日のシャンプー後のケアとして、指通りを良くし、絡まりを防ぐだけで、髪の状態は大きく改善されることがあります。

中程度のダメージ（広がりやすい、ツヤがない、毛先が気になる程度）の場合：

リンスに加えて、週に1〜2回程度、トリートメントを取り入れてみましょう。髪の内部に栄養を与えることで、ハリやコシが出て、まとまりやすくなります。

ダメージレベル	おすすめケア
軽度	リンス/コンディショナー（毎日）
中度	リンス/コンディショナー（毎日）＋トリートメント（週1〜2回）
重度	トリートメント（毎日または頻繁に）＋集中ケア用スペシャルケア

重度のダメージ（切れ毛、枝毛が目立つ、ゴワつく、ひどいパサつき）の場合：

毎日トリートメントを使うことをおすすめします。さらに、週に一度、集中ケア用のスペシャルなトリートメントやヘアパックを取り入れると、より効果的にダメージを修復できます。 髪の悩みが深刻な場合は、無理せず専門家（美容師さん）に相談するのも良いでしょう。

「トリートメントとリンスの違い」を理解して、理想の髪へ

ここまで、トリートメントとリンスの違いについて詳しく解説してきました。リンスは髪の表面を整え、トリートメントは髪の内部からケアする、という違いを理解していただけたのではないでしょうか。

あなたの髪の状態や、なりたい髪質に合わせて、上手に使い分けることで、さらに美しい髪へと導くことができます。ぜひ、今日からあなたのヘアケアに取り入れてみてくださいね！