ヘアスタイルを思い通りに仕上げたい時、欠かせないのがヘアアイロンとコテ。でも、「ヘアアイロンとコテの違いって何？」と疑問に思ったことはありませんか？ 実は、この二つ、見た目は似ていても、得意なことや使い方が違うんです。今日は、 ヘア アイロン と コテ の 違い を分かりやすく解説し、あなたの髪質やなりたいスタイルにぴったりのアイテム選びをお手伝いします！
ヘアアイロンとコテの基本的な違いとは？
まず、一番大きな違いは、その形状と機能です。ヘアアイロンは、一般的にプレートと呼ばれる熱を伝える板が二枚向かい合って挟むタイプ。一方、コテは円筒形のバレル（棒）になっていて、髪を巻き付けてカールを作るのが得意です。
この形状の違いが、それぞれの得意なスタイルに大きく影響します。ヘアアイロンは、ストレートヘアはもちろん、毛先を内巻きや外巻きにワンカールさせるのにも便利。コテは、きれいなカールやウェーブを作りたい時に真価を発揮します。
どちらのアイテムを選ぶにしても、 髪へのダメージを最小限に抑えることが重要 です。温度設定機能はもちろん、プレートやバレルの素材（セラミック、チタンなど）もチェックすると良いでしょう。
- ヘアアイロン ：プレートで髪を挟んでストレートや軽いカールを作る。
- コテ ：バレルに髪を巻き付けてカールやウェーブを作る。
ストレートヘアを作るなら？ ヘアアイロンの魅力
サラサラのストレートヘアは、どんなファッションにも合わせやすい万能スタイルですよね。そんなストレートヘアをしっかり作るなら、やはりヘアアイロンがおすすめです。プレートで髪を挟むことで、根元から毛先まで均一に熱を伝え、まっすぐな仕上がりになります。
最近のヘアアイロンは、ストレートにするだけでなく、毛先を内側に巻き込んだり、外側にハネさせたりする「ワンカール」も得意なんです。プレートの角を丸く加工しているものや、アイロンを傾ける角度でニュアンスをつけられるものもあります。
ヘアアイロンを選ぶ際のポイントをいくつかご紹介します。
- プレート幅 ：髪の量や長さによって選びましょう。幅が狭いと細かい部分も使いやすく、幅が広いと一度にたくさんの髪を挟めます。
- 温度調整機能 ：髪質に合わせて温度を細かく調整できるものがおすすめです。
- 素材 ：セラミックコーティングは髪に優しく、チタンは熱伝導率が高いと言われています。
ふんわりカール、くるくるウェーブ… コテの多彩な表現力
コテの最大の魅力は、なんといってもそのカールを作る能力の高さです。髪をくるっと巻き付けるだけで、自然なウェーブから、しっかりとした巻き髪まで、理想のスタイルを自由自在に作ることができます。大小さまざまなバレル径のコテがあるので、どんなカールを作りたいかによって選ぶことができます。
例えば、ふんわりとした柔らかなカールなら、太めのバレル（32mm以上）がおすすめ。逆に、小さめのカールや、しっかりとしたウェーブを作りたい場合は、細めのバレル（26mm以下）が適しています。
コテの選び方で注目したい点は以下の通りです。
| バレル径 | 作れるカール |
|---|---|
| 26mm以下 | 小さめのカール、しっかりウェーブ |
| 32mm | 標準的なカール、ゆるふわカール |
| 38mm以上 | 大きめのカール、ナチュラルウェーブ |
温度設定で仕上がりとダメージが変わる！
ヘアアイロンもコテも、熱を加えて髪の形を変えるものなので、温度設定は非常に重要です。高すぎると髪が傷みやすくなりますし、低すぎるとカールやストレートがうまくキープできません。
一般的に、髪質が細く柔らかい方は、低めの温度（140℃～160℃）から試してみると良いでしょう。逆に、髪が太くしっかりしている方や、パーマやカラーで傷みやすい方は、少し高めの温度（160℃～180℃）が必要になることもあります。ただし、 髪のダメージを考慮して、必要以上に高い温度は避けるべき です。
温度設定の目安は以下の通りです。
- 細い・柔らかい髪 ：140℃～160℃
- 普通毛 ：160℃～170℃
- 太い・硬い髪 ：170℃～180℃
プレートやバレルの素材、何が違うの？
ヘアアイロンのプレートやコテのバレルに使われている素材は、髪への影響や使い勝手に違いをもたらします。代表的なものとしては、セラミック、チタン、テフロン加工などがあります。
セラミックは、熱伝導が穏やかで、髪に優しく均一に熱を伝えるのが特徴です。髪のパサつきを抑えたい方におすすめです。チタンは、熱伝導率が高く、短時間でしっかり熱が伝わるため、素早くスタイリングしたい場合に便利です。
テフロン加工は、髪がくっつきにくく、滑りが良いのが特徴です。スタイリング中の髪の引っかかりを減らしたい場合に役立ちます。
素材ごとの特徴をまとめると以下のようになります。
- セラミック ：髪に優しく、滑らかな仕上がり。
- チタン ：熱伝導率が高く、スピーディーなスタイリング。
- テフロン加工 ：髪がくっつきにくく、滑りが良い。
マイナスイオン機能で髪への優しさをプラス
最近のヘアアイロンやコテには、マイナスイオン発生機能が付いているものが多くあります。このマイナスイオン機能は、髪のパサつきや広がりを抑え、ツヤのあるまとまりやすい髪に導いてくれる効果が期待できます。
スタイリング中の静電気を軽減し、キューティクルを整えることで、髪へのダメージを減らしながら、より美しい仕上がりを目指せるのです。 髪のダメージが気になる方や、よりサラサラ・ツヤツヤな仕上がりを求める方には、マイナスイオン機能付きがおすすめ です。
マイナスイオン機能のメリットは以下の通りです。
- 髪の広がりやパサつきを抑える。
- 静電気を軽減する。
- ツヤのあるまとまりやすい髪へ導く。
コードレスタイプで持ち運びも自由自在！
ヘアアイロンやコテも、最近ではコードレスタイプが人気を集めています。コンセントの位置を気にせず、好きな場所でスタイリングできるのが魅力です。旅行先や、外出先でのちょっとしたヘア直しにも便利です。
コードレスタイプは、充電式がほとんどで、コンパクトに収納できるものも多いので、バッグに入れて持ち運びやすいのも嬉しいポイントです。ただし、コード付きに比べると、熱を保つ能力や、一度にスタイリングできる範囲が限られる場合もあるので、用途に合わせて選びましょう。
コードレスタイプのメリットは以下の通りです。
- 場所を選ばずに使える。
- 持ち運びに便利。
- スタイリングの自由度が高い。
まとめ：あなたの髪に合ったのはどっち？
ヘアアイロンとコテ、それぞれの特徴がお分かりいただけたでしょうか？ サラサラのストレートを目指すならヘアアイロン、ふんわりカールやウェーブを楽しみたいならコテ、というように、なりたいスタイルによって選ぶべきアイテムは変わってきます。
さらに、髪質やダメージ具合、使いやすさなども考慮して、あなたにぴったりの一台を見つけてくださいね。どちらのアイテムも、温度設定や素材、付加機能に注目しながら選ぶことで、より理想のヘアスタイルに近づくことができます。上手に使いこなして、毎日のヘアアレンジをもっと楽しみましょう！