PlayStation Vita（PS Vita）の購入を検討しているけれど、初期モデルの「1000」と後継モデルの「2000」のどちらが良いか迷っているあなたへ。今回は、 PlayStation Vita 1000 と 2000 の 違い を分かりやすく解説し、それぞれの特徴やメリット・デメリットを掘り下げていきます。これで、あなたにぴったりのVitaが見つかるはずです！
デザインと携帯性の進化：持ちやすさと軽さを比較
まず、一番目に付くのはデザインと携帯性ですよね。1000モデルは、手にしっかり馴染む、どちらかというと「ずっしり」とした印象。一方、2000モデルは、よりスリムで軽量化されていて、長時間持っていても疲れにくいのが特徴です。
- 1000モデル：
- やや厚みがあり、手にフィットする感覚。
- 重厚感があり、高級感も感じられる。
- 2000モデル：
- 薄型・軽量化され、持ち運びが格段に楽になった。
- 握りやすさも向上している。
携帯性を重視するなら、2000モデルの軽さとスリムさは大きな魅力と言えるでしょう。
さらに、素材感も少し違います。1000モデルは光沢のある素材が使われている部分が多いのに対し、2000モデルはマットな質感になっていて、指紋が目立ちにくいというメリットもあります。
ディスプレイの比較：有機EL vs 液晶
次に、ゲーム体験に大きく関わるディスプレイについて見ていきましょう。ここは、1000モデルと2000モデルで最も大きな違いの一つです。
| モデル | ディスプレイの種類 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1000 | 有機ELディスプレイ | 発色が鮮やかで、黒が本当に黒く見える。コントラストが高く、映像がくっきりしている。 |
| 2000 | 液晶ディスプレイ | 発色は良好だが、有機ELほどの鮮やかさはない。バッテリー消費が有機ELより抑えられる。 |
ゲームの映像美を追求するなら、1000モデルの有機ELディスプレイはやはり魅力的です。 ただ、2000モデルの液晶も十分に綺麗で、ゲームを楽しむ上で不満を感じることは少ないでしょう。
色味の好みは人それぞれですが、一般的に有機ELの方がより「絵画的」な印象、液晶は「自然な」印象と言われることがあります。
また、2000モデルでは、画面の解像度（ドット数）は1000モデルと同じですが、より省電力で明るい表示が可能になったとされています。
バッテリー持ちと充電方法：外出先でのプレイに影響
長時間ゲームを楽しむためには、バッテリー持ちは非常に重要ですよね。この点でも、1000モデルと2000モデルには違いがあります。
結論から言うと、 2000モデルの方がバッテリー持ちが良い傾向にあります。 これは、ディスプレイが液晶になったことや、内部構造の改良によるものです。
- 1000モデル：
- バッテリー交換がやや難しい構造。
- プレイ時間は、ゲームにもよりますが、おおよそ3～5時間程度。
- 2000モデル：
- バッテリー交換は、1000モデルよりは容易（ただし、自分で交換するのは推奨されない場合も）。
- プレイ時間は、おおよそ4～6時間程度と、1000モデルよりも長持ちします。
充電方法については、どちらのモデルもUSBケーブルとACアダプターを使用します。1000モデルには専用の充電ケーブルが付属していましたが、2000モデルではより一般的なMicro USB Type-Bケーブルが採用されているため、汎用性が高まっています。
ストレージ：メモリーカードの互換性
ゲームのセーブデータやダウンロードコンテンツを保存するために必要なメモリーカード。ここで、Vitaのちょっと特殊な部分を見ていきましょう。
Vitaには、本体に内蔵されたストレージはなく、必ず「PlayStation Vita専用メモリーカード」が必要になります。しかし、1000モデルと2000モデルでは、このメモリーカードの仕様に違いがあります。
- 1000モデル：
- PlayStation Vita専用メモリーカード（独自規格）が必須。
- 容量は、4GB、8GB、16GB、32GBなどがありました。
- 2000モデル：
- こちらもPlayStation Vita専用メモリーカード（独自規格）が必須。
- ただし、2000モデルには、最初から本体に1GBのストレージが内蔵されているモデルもあります。 これにより、最低限のセーブデータであればメモリーカードなしでも保存できます。
2000モデルの内蔵ストレージは、あくまで「おまけ」程度と考えておくのが良いでしょう。 しっかりゲームを遊ぶためには、やはり専用メモリーカードの購入は必須となります。
注意点として、1000モデルと2000モデルでメモリーカードの互換性はありますが、2000モデルの内蔵ストレージに保存したデータは、1000モデルでは直接読み込めません。
追加機能：マイクの搭載など
実は、2000モデルには、1000モデルにはなかったちょっとした追加機能があります。それは、 本体前面にマイクが搭載されたこと です。
これにより、一部のゲームやアプリケーションで、ボイスチャット機能などが利用できるようになりました。例えば、『モンスターハンターポータブル 2nd G』のようなオンラインプレイでは、仲間との連携がよりスムーズになったと言えます。
また、2000モデルは、Wi-FiモデルとWi-Fi + 3Gモデルがありましたが、1000モデルも同様に両方のモデルが存在していました。しかし、3Gモデルは通信料がかかるため、Wi-Fiモデルを選ぶ人がほとんどだったかと思います。
まとめ：どちらを選ぶべきか？
さあ、ここまでPlayStation Vita 1000と2000の違いを詳しく見てきました。では、結局どちらを選べば良いのでしょうか？
携帯性、バッテリー持ち、そして軽さを最優先するなら、2000モデルがおすすめです。 薄型・軽量で、外出先で気軽に遊ぶには最適です。
一方で、 ゲームの映像美を最大限に楽しみたい、有機ELディスプレイの魅力を重視したいという場合は、1000モデルもまだまだ選択肢に入ります。 ただし、中古市場での状態確認はしっかりと行いましょう。
最終的には、ご自身のプレイスタイルや予算に合わせて選ぶのが一番です。どちらのモデルを選んでも、Vitaには魅力的なゲームがたくさんありますので、ぜひ楽しいゲームライフを送ってくださいね！