メイクの基本となるフェイス パウダーとファンデーション。なんとなく使っているけれど、「フェイス パウダー と ファンデーション の 違いって結局何?」と思ったことはありませんか?それぞれの役割や効果を理解することで、より自分に合ったベースメイクを選ぶことができるんです。今回は、そんなフェイス パウダーとファンデーションの基本的な違いから、それぞれの特徴、そして選び方まで、分かりやすく解説していきます。
ファンデーションの役割と種類
まず、ベースメイクの土台となるファンデーションについて見ていきましょう。ファンデーションの主な役割は、肌の色ムラを均一に整え、シミやくすみをカバーすることです。肌のトーンをアップさせたり、肌質をコントロールしたりする効果も期待できます。 自分の肌悩みをカバーし、理想の肌に近づけることこそが、ファンデーションの最も重要な役割と言えるでしょう。
- カバー力: シミ、そばかす、ニキビ跡などを隠す効果。
- 色補正: 赤みやくすみなどをカバーし、均一な肌色にする。
- 肌質補正: 毛穴を目立たなくしたり、肌のキメを整えたりする。
ファンデーションには、大きく分けてリキッド、クリーム、パウダー、スティック、クッションタイプがあります。それぞれ使用感やカバー力が異なります。
| タイプ | 特徴 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| リキッド | 伸びが良く、肌にフィットしやすい。自然な仕上がり。 | 乾燥肌、ナチュラルメイクをしたい人 |
| パウダー | 軽い付け心地で、テカリを抑える。 | 脂性肌、メイク直しに使いたい人 |
その他、BBクリームやCCクリームのように、下地や日焼け止め効果がプラスされた多機能ファンデーションも人気です。
フェイスパウダーの役割と種類
次に、メイクの仕上げに使うフェイスパウダーの役割についてです。フェイスパウダーは、ファンデーションで整えた肌のテカリを抑え、サラサラとした感触にするのが主な役割です。メイク崩れを防ぎ、化粧持ちを良くする効果も期待できます。 メイクの持ちを良くし、長時間美しい肌をキープするために、フェイスパウダーは欠かせない存在です。
- テカリ防止: 余分な皮脂を吸着し、テカりを抑える。
- 化粧持ちアップ: ファンデーションを肌に定着させ、メイク崩れを防ぐ。
- 肌触りの向上: サラサラとしたマットな肌触りに仕上げる。
フェイスパウダーにも、ルースパウダー(粉おしろい)とプレストパウダー(固形おしろい)の2種類があります。ルースパウダーは粒子が細かく、ふんわりとした自然な仕上がりになります。プレストパウダーは持ち運びに便利で、気になる部分に重ね付けしやすいのが特徴です。
フェイスパウダーとファンデーションの併用
フェイスパウダーとファンデーションは、それぞれ異なる役割を持っていますが、併用することでより効果的なベースメイクが可能になります。ファンデーションで肌の色ムラやくすみをカバーした後、フェイスパウダーでテカリを抑え、メイク崩れを防ぐという流れが一般的です。
この併用によって、以下のようなメリットがあります。
- メイク崩れ防止: 皮脂や汗によるメイク崩れを防ぎ、長時間きれいな仕上がりをキープ。
- 毛穴カバー力アップ: ファンデーションで隠しきれない毛穴を、フェイスパウダーでふんわりとぼかす。
- 肌の質感調整: マットに仕上げたい部分、ツヤを出したい部分など、目的に合わせて使い分けることで、より立体感のある肌に。
ただし、ファンデーションの種類や肌質によっては、フェイスパウダーを使いすぎると厚塗り感が出てしまうこともあります。それぞれのアイテムの特性を理解し、適量を使うことが大切です。
フェイスパウダーとファンデーションの使い分け
では、フェイスパウダーとファンデーションをどのように使い分けるのが良いのでしょうか。これは、その日の肌の状態やメイクの目的に大きく左右されます。
例えば、
- しっかりカバーしたい日: ファンデーションで肌悩みをしっかりカバーしてから、フェイスパウダーで仕上げる。
- ナチュラルに仕上げたい日: カバー力の軽いファンデーション(BBクリームなど)を薄く塗り、フェイスパウダーで軽くテカリを抑える。
- メイク直し: Tゾーンなどテカリやすい部分に、フェイスパウダーを軽く重ねてテカリを抑える。
このように、その日のコンディションやなりたい肌に合わせて、どちらか一方を使ったり、両方を使い分けたりするのが賢い方法です。
色選びのポイント
フェイスパウダーとファンデーションを選ぶ上で、色選びは非常に重要です。肌の色に合わないと、白浮きしたり、逆にくすんで見えたりしてしまいます。
- ファンデーション: 首の色と馴染む色を選ぶのが基本です。顔に塗ってみて、鏡で確認しましょう。
- フェイスパウダー: 基本的には肌の色を大きく変えるものではありませんが、透明タイプ、パール入り、色付きタイプなどがあります。
透明タイプはどんな肌色にも使いやすく、ナチュラルに仕上がります。パール入りは肌にツヤを与え、明るい印象に。色付きタイプは、肌悩みをカバーする効果も期待できます。
| フェイスパウダーの種類 | 効果 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| 透明 | テカリを抑える | ナチュラルメイク、どんな肌色にも合う |
| パール入り | ツヤ、明るさアップ | くすみやすい肌、華やかな印象にしたい人 |
| 色付き(ピンク系など) | 血色感、肌色補正 | 血色が悪く見えがちな人、肌の赤みをカバーしたい人 |
ご自身の肌悩みやなりたいイメージに合わせて、色を選んでみてください。
カバー力と仕上がりの違い
フェイスパウダーとファンデーションでは、カバー力と仕上がりに大きな違いがあります。ファンデーションは、肌の悩みを隠すためのアイテムなので、一般的にカバー力が高い傾向にあります。
一方、フェイスパウダーは、ファンデーションで整えた肌の表面を整え、テカリを抑えるのが主な役割なので、カバー力は控えめです。しかし、最近ではカバー力の高いフェイスパウダーも登場しており、ファンデーションなしでも使えるタイプもあります。
仕上がりについても、ファンデーションはリキッドならツヤ肌、パウダーならセミマットなど、製品によって様々です。フェイスパウダーは、一般的にサラサラとしたマットな仕上がりになりやすいですが、パール入りのものを選ぶとツヤ感も出すことができます。
テカリ防止効果
テカリ防止効果を重視するなら、フェイスパウダーが断然おすすめです。フェイスパウダーには皮脂吸着成分が配合されているものが多く、肌表面の余分な皮脂を吸収してサラサラの状態をキープしてくれます。
ファンデーションにも皮脂崩れ防止効果を謳っているものはありますが、フェイスパウダーほどの即効性や持続性はない場合が多いです。特に、夏場や湿度が高い時期、脂性肌の方は、フェイスパウダーでのテカリ対策が非常に有効です。
テカリが気になる部分には、メイクの最後に、
- ブラシで薄くつける
- パフで軽く押さえるようにつける
といった方法で、重ね付けするのが効果的です。
まとめると、フェイスパウダーとファンデーションは、それぞれがメイクにおいて大切な役割を担っています。どちらか一方だけでなく、上手に組み合わせることで、理想の肌に近づけるはずです。ぜひ、この記事を参考に、ご自身のメイクを見直してみてくださいね。