may と might の 違い、これでスッキリ!基本から応用まで徹底解説!

英語で「~かもしれない」という可能性を表すときに、may と might のどちらを使えばいいか迷ったことはありませんか?実は、この二つには微妙なニュアンスの違いがあります。今回は、この「may と might の違い」を、皆さんが納得できるまで詳しく、そして分かりやすく解説していきます!

可能性の度合い:may vs might

may と might の一番大きな違いは、可能性の度合いにあります。一般的に、may の方が might よりも「~かもしれない」という確信度が高いとされています。つまり、may は「わりと可能性が高いかな」という時に使い、might は「もしかしたら~かもしれない、でも確信は持てないな」という、より低い可能性を表すことが多いのです。

例えば、空が暗くなってきた時に、「雨が降るかもしれない」と言いたいとしましょう。

  • It may rain later. (後で雨が降るかもしれない。) - 空模様から、雨が降る可能性が比較的高いと感じている場合。
  • It might rain later. (後で雨が降るかもしれない。) - 雨が降る可能性もあるけれど、まだ断定できない、あるいは可能性が低いと感じている場合。

このように、 どのくらい「~かもしれない」と信じているか が、may と might を使い分ける上での重要なポイントです。

もちろん、会話の状況や話し手の感覚によって、この使い分けは曖昧になることもあります。しかし、基本的にはこの「可能性の度合い」を意識して使い分けると、より自然な英語表現になります。

過去の推量:might の出番!

may と might は、過去のことについても推量することができます。この場合、might がよく使われます。

例えば、友達が遅刻してきた理由を推測する時。

  • He might have been stuck in traffic. (彼は交通渋滞に巻き込まれていたのかもしれない。)
  • He may have forgotten about the meeting. (彼は会議のことを忘れていたのかもしれない。)

このように、過去の出来事に対する推量では、might have + 過去分詞 の形が一般的です。may have + 過去分詞 も使われますが、might have の方がより推量のニュアンスが強くなります。

過去の推量で might を使う場合、その推測が当たっているかどうかは、話し手も確信していないことが多いです。

許可を求める・与える:may の場合

may は、許可を求めたり、与えたりする時にも使われます。これは、might にはあまりない使い方です。

許可を求める例:

  1. May I come in? (入ってもいいですか?)
  2. May I borrow your pen? (ペンをお借りしてもいいですか?)

許可を与える例:

  • You may leave now. (もう帰ってもいいですよ。)
  • You may use my computer. (私のコンピューターを使ってもいいですよ。)

これらの場合、might を使うと、少し不自然に聞こえることがあります。許可を求める・与えるというフォーマルな場面では、may を使うのが一般的です。

丁寧な依頼:may vs might

may と might は、どちらも依頼を表すことができますが、丁寧さの度合いが異なります。

may を使った依頼:

  • May I ask you a question? (質問してもよろしいでしょうか?)

might を使った依頼:

  • Might I trouble you for a moment? (少しだけお手数をおかけしてもよろしいでしょうか?)

一般的に、might を使った依頼の方が、may よりもさらに丁寧で控えめな印象を与えます。フォーマルな場面や、相手に迷惑をかけたくないという気持ちを強調したい時に使われます。

可能性の低さの強調:might の特別な使い方

might には、単に可能性が低いことを表すだけでなく、 「~のはずがない」という強い否定の推量 を表す特別な使い方も存在します。

例えば、:

  • He might not be that stupid. (彼はそんなに愚かであるはずがない。)

この場合、might not be は、「~である可能性は非常に低い」あるいは「~であるとは考えにくい」という強い否定のニュアンスを含みます。may not be よりも、否定の度合いが強いと解釈されることがあります。

まとめ:may と might の使い分けのコツ

ここまで、may と might の違いについて詳しく見てきました。最後に、使い分けのコツをまとめてみましょう。

may might
可能性 比較的高い(〜かもしれない) 低い(もしかしたら〜かもしれない、〜のはずがない)
過去の推量 may have + 過去分詞 (〜だったのかもしれない) might have + 過去分詞 (〜だったのかもしれない、より推量のニュアンスが強い)
許可 許可を求める・与える (〜してもいいですか?、〜してもいいですよ。) (あまり使われない、フォーマルすぎる印象)
丁寧な依頼 May I...? (〜してもよろしいでしょうか?) Might I...? (〜してもよろしいでしょうか?、より丁寧で控えめ)

これらの違いを理解すれば、「may と might の違い」はもう怖くありません!練習を重ねることで、自然に使い分けられるようになりますので、ぜひ色々な例文で試してみてください。

このように、may と might は似ているようで、それぞれに独特のニュアンスを持っています。今回解説したポイントを参考に、あなたの英語表現の幅を広げていきましょう!

関連記事: