SDカードを選ぶとき、よく見かける「クラス4」や「クラス10」という表示。これ、一体何が違うの？と疑問に思ったことはありませんか？ SDカードクラス4とクラス10の違い は、ずばり「書き込み速度」にあります。この速度の違いが、あなたの写真や動画の保存、さらにはデバイスの使い心地に大きく影響するんです。今回は、このsdカード クラス4とクラス10の違いを分かりやすく解説し、あなたの用途にぴったりのSDカード選びをお手伝いします。
一番大事！書き込み速度の違いとは？
sdカード クラス4とクラス10の最も大きな違いは、その「書き込み速度」です。これは、SDカードにデータをどれだけ速く保存できるかを示す指標。クラスの数字が大きくなるほど、書き込み速度は速くなります。具体的には、クラス4は最低でも毎秒4MB、クラス10は最低でも毎秒10MBの書き込み速度が保証されています。
この速度の違いは、特に写真や動画をたくさん撮る人にとっては重要です。例えば、高画質の連写や4K動画の撮影では、大量のデータを素早く書き込む必要があります。クラス4では追いつかず、撮影が途切れたり、保存に時間がかかったりする可能性があります。 この書き込み速度の差が、快適な撮影体験を左右する鍵となります。
ちょっとした例えで考えてみましょう。クラス4は、ちょっとした小道を歩く速さ。一方、クラス10は、快適に走れるくらいの速さです。たくさんの荷物（データ）を運ぶなら、速い方が断然便利ですよね。
- クラス4：最低 4MB/秒
- クラス10：最低 10MB/秒
どんな時にクラス4で十分？
では、クラス4のSDカードはどのような用途に適しているのでしょうか？基本的には、そこまで高速な書き込みを必要としない場面で活躍します。例えば、文章や音楽ファイルなどの小さなデータを保存する場合や、デジカメで普通に写真（JPEG形式など）を撮る程度であれば、クラス4でも十分な場合が多いです。
また、古いタイプのデジカメや、あまり頻繁にデータを出し入れしないような用途でも、クラス4はコストパフォーマンスに優れています。無理にハイスペックなものを選ぶ必要はなく、用途に合わせて選ぶのが賢い方法です。
| 用途 | 推奨クラス |
|---|---|
| 音楽ファイル・文書ファイル保存 | クラス4 |
| 通常のJPEG写真撮影 | クラス4 |
クラス10が本領を発揮する場面
クラス10のSDカードがその真価を発揮するのは、やはり高速なデータ書き込みが求められる場面です。特に、スマートフォンのカメラで高画質の写真や動画を撮影する、アクションカメラでスポーツシーンを録画する、あるいは一眼レフカメラでRAW形式の写真を連写する、といった状況では、クラス10以上の速度が必須と言えます。
4K動画の撮影では、1秒間にかなりの量のデータが生成されます。クラス4のSDカードでは、このデータをスムーズに書き込めず、動画が途切れてしまったり、最悪の場合、保存自体ができなくなったりする可能性があります。 クラス10は、これらの高負荷な状況でも安定したパフォーマンスを提供してくれるのです。
あなたがもし、動画クリエイターを目指していたり、お子さんの運動会を4Kで記録したいと考えているなら、クラス10はもはや必須アイテムと言えるでしょう。
- 4K動画撮影
- 高画質連写
- RAW写真撮影
SDカードの「クラス」以外にも注目！
SDカードを選ぶ際には、クラスだけでなく、他にもいくつか注目すべきポイントがあります。特に「容量」は、保存したいデータ量に合わせて適切に選ぶことが大切です。写真や動画は、画質が上がるほどファイルサイズが大きくなるため、余裕を持った容量を選ぶと安心です。
また、「スピードクラス」以外にも、「UHSスピードクラス」という表示もあります。これは、SDカードの転送速度に関する規格で、UHS-I、UHS-IIなどがあります。UHS-IIはUHS-Iよりもさらに高速な転送が可能なので、一眼レフカメラなどで大量のデータをPCに転送する際に役立ちます。
- 容量：保存したいデータ量に合わせて選ぶ
- UHSスピードクラス：さらに高速な転送が必要な場合に注目
それぞれのSDカードでどんなデバイスが使える？
クラス4のSDカードは、比較的古いモデルのデジタルカメラや、音楽プレイヤー、簡単なデータ保存用途のデバイスなど、幅広い機器で利用できます。特別な設定は必要なく、挿し込むだけで認識されることが多いです。手軽に使えるのが魅力です。
一方、クラス10のSDカードは、最新のスマートフォン、高画質ビデオカメラ、アクションカメラ、高性能なデジタルカメラなど、より高度な機能を搭載したデバイスでの使用が推奨されます。これらのデバイスは、SDカードに高速な書き込みを要求するため、クラス10を選ぶことで、デバイスの性能を最大限に引き出すことができます。
| クラス | 代表的な対応デバイス |
|---|---|
| クラス4 | 古いデジタルカメラ、音楽プレイヤー、PCのデータ保存 |
| クラス10 | 最新スマートフォン、高画質ビデオカメラ、アクションカメラ、高性能デジタルカメラ |
SDカードの寿命と選び方
SDカードには、書き込み回数などによる寿命があります。一般的に、SDカードは消耗品であり、長期間使用したり、頻繁にデータを書き換えたりすることで劣化していきます。クラス4とクラス10で寿命が大きく異なるわけではありませんが、高頻度で書き込みを行う用途であれば、より高性能なクラス10を選ぶことで、結果的にSDカードへの負担を減らせる可能性もあります。
SDカードを選ぶ際には、信頼できるメーカーの製品を選ぶことも重要です。安価なノーブランド品の中には、表記通りの性能が出なかったり、すぐに壊れてしまったりするケースもあります。 「安物買いの銭失い」にならないよう、信頼できるブランドを選びましょう。
- 定期的なフォーマットで劣化を抑える
- 信頼できるメーカーの製品を選ぶ
- 用途に合った容量を選ぶ
まとめ：あなたに最適なSDカードは？
sdカード クラス4とクラス10の違いは、主に書き込み速度にあり、この速度が写真や動画の撮影、保存の快適さに直結します。クラス4は、日常的な写真撮影や音楽・文書ファイルの保存など、一般的な用途には十分ですが、4K動画撮影や高画質連写など、高速な書き込みが必要な場面ではクラス10が断然おすすめです。
最終的にどちらを選ぶかは、あなたの主な用途によって決まります。まずは、自分がSDカードをどのような目的で、どのくらいの頻度で使用するかを考えてみましょう。それによって、最適なSDカードが見えてくるはずです。迷ったときは、少し余裕のある容量と、より速いクラスを選ぶと、将来的な用途の拡大にも対応できて安心ですよ。