アメフト と ラグビー の 違い:知っておきたい、二つの激闘スポーツの秘密!

「アメフトとラグビーの違いって、ぶっちゃけ何?」そう思っているあなた!この二つのスポーツは、どちらもボールを追いかけてぶつかり合う、迫力満点のゲームですが、実はルールや戦略に大きな違いがあります。ここでは、アメフトとラグビーの違いを分かりやすく解説していきます。

プレーの開始と中断:ゲームの流れを掴む!

アメフトとラグビーの最も分かりやすい違いの一つは、プレーの開始方法と中断の頻度です。アメフトは、プレーごとに一度中断し、選手がフォーメーションを組んでから再開します。これは、緻密な戦略と個々の選手の役割が重要視されるためです。一方、ラグビーは、プレーが中断しても、すぐに次のプレーが開始されることが多く、より流動的でスピーディーな展開が特徴です。

アメフトでは、パスを投げたり、ボールを持った選手がタックルされたりするとプレーが中断します。この中断ごとに、選手たちは次のプレーのための作戦を練ります。

  • アメフトのプレー中断時:
  • セットプレー
  • ダウン(ボールを持った選手が地面につく、または前に進めなくなる)
  • パス不成功

ラグビーでは、ボールがインプレー(プレーが続いている状態)であれば、基本的にプレーは中断しません。トライを狙ったり、相手からボールを奪ったりする攻防が、切れ目なく続きます。この点が、二つのスポーツのゲーム展開に大きく影響しています。

ボールの扱い方:パスか、キックか、それとも…?

ボールを前に進める方法は、アメフトとラグビーで大きく異なります。アメフトでは、ボールを前に投げる「パス」が非常に重要な戦術です。クォーターバックと呼ばれる司令塔が、巧みなパスで味方にボールを運びます。もちろん、ボールを持って走ることもありますが、パスの重要性は際立っています。

ラグビーでは、ボールを前に投げることは禁止されています。ボールは、横か後ろにしか投げることができません。そのため、ボールを持って走って前進するか、キックで陣地を進める戦術が中心となります。この「前に投げてはいけない」というルールが、ラグビー特有のボール運びを生み出しています。

それぞれのボールの扱いの違いをまとめると、以下のようになります。

アメフト 前に投げる(パス)が中心
ラグビー 横か後ろに投げる。前に進むには走るかキック

このように、ボールの扱い方一つで、ゲームの展開や戦略が全く変わってくるのが面白いところです。

選手の人数とユニフォーム:見た目の違いもチェック!

フィールドに立つ選手の人数も、アメフトとラグビーでは異なります。アメフトは1チーム11人、ラグビーは1チーム15人(ユニオンの場合)でプレーします。選手の人数が多いラグビーは、より密集した状態での激しい攻防が繰り広げられる傾向があります。

また、ユニフォームにも違いが見られます。アメフトの選手は、ヘルメットや肩パッドなどのプロテクターをしっかりと着用しています。これは、アメフトの激しいコンタクトプレーの特性上、怪我を防ぐために不可欠だからです。一方、ラグビーの選手は、アメフトほど大掛かりなプロテクターは着用しません。マウスピースなどを装着することはありますが、身体への衝撃は、その強靭な肉体で受け止める場面が多く見られます。

プロテクターの有無は、プレーの激しさの印象だけでなく、実際のプレーにも影響を与えます。

  • アメフトのプロテクター:
  • ヘルメット
  • ショルダーパッド
  • レガース

ラグビーの選手は、より「素手」でぶつかり合うイメージが強いかもしれませんね。

得点方法:どうやって点を取るの?

どちらのスポーツも、相手チームのゴールラインを越えてボールを置くことで得点できるという点は似ていますが、その点数や方法には違いがあります。アメフトでは、タッチダウンが最も高得点(6点)となります。さらに、タッチダウンの後には、追加点を得るためのキック(1点)や、ゴールラインからさらに近い位置からのプレー(2点)を選択することができます。

ラグビーでは、トライ(5点)が最も基本的な得点方法です。トライの後には、ゴールポストの間を狙ってボールを蹴るコンバージョンゴール(2点)を狙うことができます。さらに、ペナルティキック(3点)やドロップゴール(3点)といった、プレー中にキックで得点する方法もあります。

得点方法を比較すると、以下のようになります。

  1. アメフト:
  2. タッチダウン(6点)
  3. エクストラポイント(1点または2点)
  4. フィールドゴール(3点)
  5. セーフティ(2点)
  6. ラグビー:
  7. トライ(5点)
  8. コンバージョンゴール(2点)
  9. ペナルティゴール(3点)
  10. ドロップゴール(3点)

このように、得点の機会や点数の設定が異なるため、試合の展開も変わってきます。

反則の判定と罰則:ゲームを正しく進めるために

どちらのスポーツも、ルールを守ってプレーすることが大切です。反則があった場合の判定や罰則にも違いがあります。アメフトでは、反則があるとプレーが一時停止し、罰則として一定のヤード(距離)が後退したり、次のプレーの選択肢が制限されたりします。反則の種類も細かく定められており、審判の笛の音が頻繁に聞こえることもあります。

ラグビーでは、反則があった場合でも、プレーがそのまま続行される「アドバンテージ」というルールがあります。相手チームに有利な状況が続く場合、審判はプレーを止めずにそのまま続行させ、反則をしたチームが不利な状況を解消できなかった場合に、初めてプレーを中断して罰則を科します。このアドバンテージの存在が、ラグビーの試合にスピード感をもたらす一因となっています。

反則の主な違いをまとめると、以下のようになります。

  • アメフトの反則:
  • ホールディング
  • オフサイド
  • パスインターフェア
  • パスボウル
  • ラグビーの反則:
  • ノットストレート(モールでボールをまっすぐ出さない)
  • オフサイド
  • ハイタックル
  • ハイプレー

アメフトの反則は、より「プレーの遂行」を妨げるものが多いのに対し、ラグビーは「ゲームの継続性」を重視する傾向があります。

アメフトとラグビー、どちらも肉体的にも精神的にもタフさが求められる素晴らしいスポーツです。それぞれの違いを知ることで、試合観戦がもっと面白くなるはずですよ!

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